Night view in Hong Kong−8
2003年8月23日香港の夜の街は生命力が発露していた。
赤や黄色を中心とした原色系の色彩が溢れ、
決して上品ではない記号が街を埋め尽くしている。
ジグソーパズルのピースをぶちまけたような雑多な感じ。
しかし、そこには生きることの本質が息づいているような気がした。
光りと色彩の洪水、車の騒音と振動、一陣の風が運ぶ埃っぽい空気、
溢れる音楽、街行く人々の笑顔、店先まで漏れ出す姦しい広東語の響き、
全てが生命力にあふれている。
俺は異国の街でJAZZにも似た不協和音に共鳴し、
生きることを投げやりになりかけていた自分が恥ずかしくなった。
本当に豊を愛していたのだろうか。
愛という言葉に酔っていただけではないのか。
愛することの見返りを求めていたのではないのか。
ただ、そこにあるだけで幸せであったはずなのに、
そこにいることを求めていたのではないのか。
今は心静かに事実をあるがままに受け入れることができるような気がした。
この街の雑然とした佇まいの中に潜む純粋さに心打たれながら
夢遊病者のようにふらふらと漂った。
香港の夜は深い。
***
赤や黄色を中心とした原色系の色彩が溢れ、
決して上品ではない記号が街を埋め尽くしている。
ジグソーパズルのピースをぶちまけたような雑多な感じ。
しかし、そこには生きることの本質が息づいているような気がした。
光りと色彩の洪水、車の騒音と振動、一陣の風が運ぶ埃っぽい空気、
溢れる音楽、街行く人々の笑顔、店先まで漏れ出す姦しい広東語の響き、
全てが生命力にあふれている。
俺は異国の街でJAZZにも似た不協和音に共鳴し、
生きることを投げやりになりかけていた自分が恥ずかしくなった。
本当に豊を愛していたのだろうか。
愛という言葉に酔っていただけではないのか。
愛することの見返りを求めていたのではないのか。
ただ、そこにあるだけで幸せであったはずなのに、
そこにいることを求めていたのではないのか。
今は心静かに事実をあるがままに受け入れることができるような気がした。
この街の雑然とした佇まいの中に潜む純粋さに心打たれながら
夢遊病者のようにふらふらと漂った。
香港の夜は深い。
***
Night view in Hong Kong−7
2003年8月22日ビールを頼み、二人で乾杯した。
「付き合ってくれてありがとう。」
「2人の出会いに。」
あまり苦みのないビールが喉に心地よい。
「頂きま〜す。」
2人声を揃えて料理に取りかかった。
どの料理も驚くほど美味しい。日本で食べる中国料理とは全く異なる料理だ。
これが本場の中国料理なんだ。
誰が小食だって?と自分でも驚くほどたくさん食べた。
彼の食べ方を真似て、ほとんど手づかみで食べ散らかす。
あっという間にテーブルの上はゴミの山と化した。
これが地元流らしい。
冷えたビールと美味しい料理、そして楽しい会話。
俺は時間を忘れて彼との一時を楽しんだ。
食事の後はショットバーで酒を飲んだ。
彼は明日も仕事の筈だから、あまり遅くまで遊んでいるわけにもいかないだろう。
「明日も仕事だろう?」
「7時出社なんだ。」
「じゃ。そろそろ帰らないと。今夜はありがとう。楽しかったよ。」
「うん。いいんです。貴方に抱きしめられて僕もドキドキしたから。。。」
彼は俯き加減に言葉を探すような感じで話す。
俺は思いきって聞いてみる。
「キスしていい?」
会ったばかりなのにこんな大胆なことを言ってしまった。
せっかく仲良く慣れたのに嫌われたらどうしようかと後悔した。
しかし、予想に反して彼は分かるか分からないか程度頷いたような気がした。
騒がしい町の雑音が突然、消えてしまう。
目に入る町の様子がストップモーションがかかったように止まった。
心臓の音だけがドクドクと響いている。
彼の肩に手をかけ、顔を近づける。
下を向いたまましっかり目を閉じた彼のほっぺに軽くキスした。
「ありがとう。君は優しいね。。。」
彼の目が少し潤んでいるように感じた。
「あの。明日も仕事が終わってから部屋に行ってもいい?」
「本当かい?もちろんだよ。」
本当に嬉しそうな笑顔を顔一杯に拡げると、
「じゃ。また明日。」
彼は一目散に走り去った。
嫌われた訳じゃないんだ。よかった。
心臓は激しく鼓動を続けている。ストップモーションの世界が突然動き出した。
雑然とした街並みが、今は輝いて見える。
行き交う人々を眺めながら俺は叫びそうになる。
「俺は1人じゃない。」
少し涼しい風が上気した頬に心地よく、ホテルまでゆっくり歩いてみようと思う。
「付き合ってくれてありがとう。」
「2人の出会いに。」
あまり苦みのないビールが喉に心地よい。
「頂きま〜す。」
2人声を揃えて料理に取りかかった。
どの料理も驚くほど美味しい。日本で食べる中国料理とは全く異なる料理だ。
これが本場の中国料理なんだ。
誰が小食だって?と自分でも驚くほどたくさん食べた。
彼の食べ方を真似て、ほとんど手づかみで食べ散らかす。
あっという間にテーブルの上はゴミの山と化した。
これが地元流らしい。
冷えたビールと美味しい料理、そして楽しい会話。
俺は時間を忘れて彼との一時を楽しんだ。
食事の後はショットバーで酒を飲んだ。
彼は明日も仕事の筈だから、あまり遅くまで遊んでいるわけにもいかないだろう。
「明日も仕事だろう?」
「7時出社なんだ。」
「じゃ。そろそろ帰らないと。今夜はありがとう。楽しかったよ。」
「うん。いいんです。貴方に抱きしめられて僕もドキドキしたから。。。」
彼は俯き加減に言葉を探すような感じで話す。
俺は思いきって聞いてみる。
「キスしていい?」
会ったばかりなのにこんな大胆なことを言ってしまった。
せっかく仲良く慣れたのに嫌われたらどうしようかと後悔した。
しかし、予想に反して彼は分かるか分からないか程度頷いたような気がした。
騒がしい町の雑音が突然、消えてしまう。
目に入る町の様子がストップモーションがかかったように止まった。
心臓の音だけがドクドクと響いている。
彼の肩に手をかけ、顔を近づける。
下を向いたまましっかり目を閉じた彼のほっぺに軽くキスした。
「ありがとう。君は優しいね。。。」
彼の目が少し潤んでいるように感じた。
「あの。明日も仕事が終わってから部屋に行ってもいい?」
「本当かい?もちろんだよ。」
本当に嬉しそうな笑顔を顔一杯に拡げると、
「じゃ。また明日。」
彼は一目散に走り去った。
嫌われた訳じゃないんだ。よかった。
心臓は激しく鼓動を続けている。ストップモーションの世界が突然動き出した。
雑然とした街並みが、今は輝いて見える。
行き交う人々を眺めながら俺は叫びそうになる。
「俺は1人じゃない。」
少し涼しい風が上気した頬に心地よく、ホテルまでゆっくり歩いてみようと思う。
Night view in Hong Kong−6
2003年8月21日私服に着替えた彼は、制服の時よりも幼く見えた。
香港で生まれ育った中国系のイギリス人。
両親ともに中国人で近くに住んでいるとのこと。
彼は一人っ子で今は一人暮らしをしている。
「何が食べたい?お酒は大丈夫?」
まずは、どこかのお店で腹ごしらえでもしたいと言った俺に彼は優しく尋ねる。
「うーん。観光客が行くようなところじゃなくて、
君がいつも行くようなところがいいな。」
香港の町中は夜でも人が溢れ、色とりどりの光の洪水だ。
漢字を読めば大体の検討はつくし、英語も添えられているから適当でも良いのだが、
せっかく香港に来て、地元の人に案内してもらってるのだから、
本当の香港を知りたかった。
彼が案内してくれたのは路地裏のこぢんまりした中国料理店だった。
店構えや中を見る限りでは決して綺麗とは言えないが、たぶん美味しいのだろう。
彼は広東語で店の人と一言二言遣り取りしている。
「嫌いなものはない?ここ汚いけどすごく美味しいんだ。」
はにかんだような笑顔が素敵だ。
「大丈夫。君が選んでくれたものなら何でも食べるよ。」
普段なら照れて言えそうにもない言葉がすんなりと出てくる。
英語が持つ明快さのせいだろうか。それとも旅の途上だからだろうか。
料理が出てくるまでに手短に自己紹介した。
日本の田舎に一人で住んでいて、1週間ほど前に恋人に振られたこと。
全てを忘れたくて傷心旅行に飛び出したこと。
笑顔がとっても恋人に似ていたので、つい抱きしめてしまったこと。
異国の他人の優しさがこんなにも心に響くものだとは思ってもみなかった。
「香港に来て良かった。」
彼の黒い瞳を見つめながら本心からそう思った。
彼が頼んだ料理は驚くほどたくさんで、あっという間にテーブルの上が一杯になった。
「いつもこんなにたくさん食べるの?」
「2人だったら普通だよ、これくらい。」
彼は心持ち胸を張り、両手を大きく拡げて微笑む。
日本人は世界で最も小食だと聞いたことがあるが本当のようだ。
俺よりもずっと小柄な彼が、これだけの料理を平らげるのだから。
鳥の唐揚げや野菜の炒め物、玉子で綴じたスープ、チャーハン、水餃子、カニの揚げ物、
それぞれが山盛りといって良いほどの量が皿に盛られ、
スパイスたっぷりの芳しい香りを撒き散らしている。
香港で生まれ育った中国系のイギリス人。
両親ともに中国人で近くに住んでいるとのこと。
彼は一人っ子で今は一人暮らしをしている。
「何が食べたい?お酒は大丈夫?」
まずは、どこかのお店で腹ごしらえでもしたいと言った俺に彼は優しく尋ねる。
「うーん。観光客が行くようなところじゃなくて、
君がいつも行くようなところがいいな。」
香港の町中は夜でも人が溢れ、色とりどりの光の洪水だ。
漢字を読めば大体の検討はつくし、英語も添えられているから適当でも良いのだが、
せっかく香港に来て、地元の人に案内してもらってるのだから、
本当の香港を知りたかった。
彼が案内してくれたのは路地裏のこぢんまりした中国料理店だった。
店構えや中を見る限りでは決して綺麗とは言えないが、たぶん美味しいのだろう。
彼は広東語で店の人と一言二言遣り取りしている。
「嫌いなものはない?ここ汚いけどすごく美味しいんだ。」
はにかんだような笑顔が素敵だ。
「大丈夫。君が選んでくれたものなら何でも食べるよ。」
普段なら照れて言えそうにもない言葉がすんなりと出てくる。
英語が持つ明快さのせいだろうか。それとも旅の途上だからだろうか。
料理が出てくるまでに手短に自己紹介した。
日本の田舎に一人で住んでいて、1週間ほど前に恋人に振られたこと。
全てを忘れたくて傷心旅行に飛び出したこと。
笑顔がとっても恋人に似ていたので、つい抱きしめてしまったこと。
異国の他人の優しさがこんなにも心に響くものだとは思ってもみなかった。
「香港に来て良かった。」
彼の黒い瞳を見つめながら本心からそう思った。
彼が頼んだ料理は驚くほどたくさんで、あっという間にテーブルの上が一杯になった。
「いつもこんなにたくさん食べるの?」
「2人だったら普通だよ、これくらい。」
彼は心持ち胸を張り、両手を大きく拡げて微笑む。
日本人は世界で最も小食だと聞いたことがあるが本当のようだ。
俺よりもずっと小柄な彼が、これだけの料理を平らげるのだから。
鳥の唐揚げや野菜の炒め物、玉子で綴じたスープ、チャーハン、水餃子、カニの揚げ物、
それぞれが山盛りといって良いほどの量が皿に盛られ、
スパイスたっぷりの芳しい香りを撒き散らしている。
Night view in Hong Kong−5
2003年8月20日信じられないような展開に戸惑いながら、
俺は部屋の明かりを消して香港島の夜景を楽しんだ。
まだ、心臓の鼓動が激しい。
心が軋むような音をたて、オイルを差してやらないとすんなりと動いてくれない。
しかし、今なら正直な自分を、ありのままに表現することができるかもしれない。
過去の自分に別れを告げ、世の中の全てを呪ってしまいそうになる悲しい現実を
静かに見つめることができるような気がした。
部屋の明かりを点けずに、服を脱ぎ裸になった。
熱いシャワーを浴びよう。
疲れた心と体を洗い流してしまおう。
ガラスに覆われたシャワールームが湯気で曇り、すぐに水を弾いて透明に戻ってゆく。
細い糸状のシャワーがガラスに跳ね、涙が伝うように幾筋もの流れとなって落ちていった。
***
俺は部屋の明かりを消して香港島の夜景を楽しんだ。
まだ、心臓の鼓動が激しい。
心が軋むような音をたて、オイルを差してやらないとすんなりと動いてくれない。
しかし、今なら正直な自分を、ありのままに表現することができるかもしれない。
過去の自分に別れを告げ、世の中の全てを呪ってしまいそうになる悲しい現実を
静かに見つめることができるような気がした。
部屋の明かりを点けずに、服を脱ぎ裸になった。
熱いシャワーを浴びよう。
疲れた心と体を洗い流してしまおう。
ガラスに覆われたシャワールームが湯気で曇り、すぐに水を弾いて透明に戻ってゆく。
細い糸状のシャワーがガラスに跳ね、涙が伝うように幾筋もの流れとなって落ちていった。
***
Night view in Hong Kong−4
2003年8月19日全てを忘れて、どれくらい眺めていたのだろうか。
ドアチャイムで現実に引き戻された俺は、部屋の明かりを点けるのも忘れてドアを開けた。
ポーターが俺の荷物を届けてくれたようだ。
真っ暗な部屋を見て少し驚いたようだったが、
廊下の明かりでシルエットになった彼は荷物を持って部屋に入ってきた。
「香港島の夜景に見取れていたんだ。」
俺は片言の英語で言いながら部屋の照明を灯した。
「私はすぐにお暇しますからどうぞ御気遣いなく。
香港の夜景を存分にお楽しみ下さい。」
綺麗なそれも丁寧な英語で答える。
こちらを振り返り微笑む彼を見て、俺は凍り付いた。
「豊。。。どうして。。。」
俺は無意識に彼を抱きしめ呟いていた。
「どうかなさいましたか?」
彼は不安げに微笑んだ。
そんな筈はない。豊かな訳がないじゃないか。
よく見ればそれほど似てるわけでもない。
ただ、目を細め首を少し傾げた笑顔が、その仕草が似ていただけだ。
軽い目眩にも似た感覚を味わいながらチップを渡すのも忘れて彼に見入っていた。
彼は抵抗もせず、ただ俺に抱かれるままにしていてくれた。
「すまない。君があまりにも別れた恋人に似ていたもので。」
異国にいる安心感からか本当のことを告げてしまった。
彼は悲しげな表情をすると、少し考える風にしてから言った。
「私でよければ香港をご案内しましょうか?
1時間もすれば仕事をあがれますし。」
彼の優しさに思わず涙腺が緩みそうになるのを堪えて
「本当かい?いいのかい?」
俺はすがるような眼差しで彼を見つめてしまった。
忘れていたチップを彼に渡すと、
彼は1時間半後に再度部屋を尋ねる旨を伝えてエレベーターホールへと向かった。
ドアチャイムで現実に引き戻された俺は、部屋の明かりを点けるのも忘れてドアを開けた。
ポーターが俺の荷物を届けてくれたようだ。
真っ暗な部屋を見て少し驚いたようだったが、
廊下の明かりでシルエットになった彼は荷物を持って部屋に入ってきた。
「香港島の夜景に見取れていたんだ。」
俺は片言の英語で言いながら部屋の照明を灯した。
「私はすぐにお暇しますからどうぞ御気遣いなく。
香港の夜景を存分にお楽しみ下さい。」
綺麗なそれも丁寧な英語で答える。
こちらを振り返り微笑む彼を見て、俺は凍り付いた。
「豊。。。どうして。。。」
俺は無意識に彼を抱きしめ呟いていた。
「どうかなさいましたか?」
彼は不安げに微笑んだ。
そんな筈はない。豊かな訳がないじゃないか。
よく見ればそれほど似てるわけでもない。
ただ、目を細め首を少し傾げた笑顔が、その仕草が似ていただけだ。
軽い目眩にも似た感覚を味わいながらチップを渡すのも忘れて彼に見入っていた。
彼は抵抗もせず、ただ俺に抱かれるままにしていてくれた。
「すまない。君があまりにも別れた恋人に似ていたもので。」
異国にいる安心感からか本当のことを告げてしまった。
彼は悲しげな表情をすると、少し考える風にしてから言った。
「私でよければ香港をご案内しましょうか?
1時間もすれば仕事をあがれますし。」
彼の優しさに思わず涙腺が緩みそうになるのを堪えて
「本当かい?いいのかい?」
俺はすがるような眼差しで彼を見つめてしまった。
忘れていたチップを彼に渡すと、
彼は1時間半後に再度部屋を尋ねる旨を伝えてエレベーターホールへと向かった。
Night view in Hong Kong−3
2003年8月18日入国審査をすませ到着ゲートを潜ると、現地の案内スタッフが待ちかまえていた。
そのままバスに乗せられホテルに直行する。
ホテルは九龍地区の真ん中にそびえる高層ホテルで
英国好みのエキゾチックなものだった。
ふかふかで極彩色の絨毯が敷き詰められたロビーは、
3階までの吹き抜けになっており、
正面には地上から天井まで達するタペストリーが飾られている。
天井の中央から巨大なクリスタルのシャンデリアがぶら下がっていて、
虹色の輝きを撒き散らしている。
フロントマンは訛のない綺麗なロイヤルイングリッシュと微笑みで歓迎を演じた。
鍵を受け取り部屋に向かおうとしたとき、
タキシードやイブニングドレスで決めた上品な若者達がエレベーターから吐き出された。
ハイソなパーティーでもあったらしい。
若いにもかかわらず、それらを見事に着こなした中国系の若者達が
異国の言葉で会話を交わしている。
俺は彼らの間をすり抜けるようにエレベーターに乗り25階のボタンを押した。
カードキーを受け口に差し込むと、緑色のランプが点灯し開錠を知らせる。
部屋の明かりを点けようとして思いとどまり窓辺に向かった。
正面には香港島の夜景が広がっていた。
漆黒の闇に超高層ビル群の明かりが瞬き、
繊細でいて力強い光の洪水が視界一杯に展開する。
荷物を置くことも上着を脱ぐことも忘れて百万ドルの夜景に魂を奪われていた。
そのままバスに乗せられホテルに直行する。
ホテルは九龍地区の真ん中にそびえる高層ホテルで
英国好みのエキゾチックなものだった。
ふかふかで極彩色の絨毯が敷き詰められたロビーは、
3階までの吹き抜けになっており、
正面には地上から天井まで達するタペストリーが飾られている。
天井の中央から巨大なクリスタルのシャンデリアがぶら下がっていて、
虹色の輝きを撒き散らしている。
フロントマンは訛のない綺麗なロイヤルイングリッシュと微笑みで歓迎を演じた。
鍵を受け取り部屋に向かおうとしたとき、
タキシードやイブニングドレスで決めた上品な若者達がエレベーターから吐き出された。
ハイソなパーティーでもあったらしい。
若いにもかかわらず、それらを見事に着こなした中国系の若者達が
異国の言葉で会話を交わしている。
俺は彼らの間をすり抜けるようにエレベーターに乗り25階のボタンを押した。
カードキーを受け口に差し込むと、緑色のランプが点灯し開錠を知らせる。
部屋の明かりを点けようとして思いとどまり窓辺に向かった。
正面には香港島の夜景が広がっていた。
漆黒の闇に超高層ビル群の明かりが瞬き、
繊細でいて力強い光の洪水が視界一杯に展開する。
荷物を置くことも上着を脱ぐことも忘れて百万ドルの夜景に魂を奪われていた。
Night view in Hong Kong−2
2003年8月17日ジャンボのエンジンが轟音をあげ、加速を始める。
コンクリートの上を滑走するタイヤが、硬い振動を機体に伝え、
身体がGで押しつけられた。
ふわりと機体が浮き上がり急角度で上昇を始めた。
狭いシートに縛り付けられて、ほとんど身動きできない状態で
まるでブロイラーのように餌をあてがわれる。
ドリンクを飲め、スナックを食え、ビデオを見ろ。
お着せがましいサービスが、取って付けたようなフライトアテンダントの笑顔が
俺を無性にイライラさせる。
二人でいるときはこんなことを感じたこともなかったのに、全てのことが煩わしく、
こんなにもたくさんの人間が密室に閉じこめられているのにも関わらず、
俺は孤独だった。
少し眠ろう。目を瞑り振動に身を任せれば、すぐ眠くなるさ。
リクライニングシートを最大まで倒しブランケットを胸に眠りについた。
***
コンクリートの上を滑走するタイヤが、硬い振動を機体に伝え、
身体がGで押しつけられた。
ふわりと機体が浮き上がり急角度で上昇を始めた。
狭いシートに縛り付けられて、ほとんど身動きできない状態で
まるでブロイラーのように餌をあてがわれる。
ドリンクを飲め、スナックを食え、ビデオを見ろ。
お着せがましいサービスが、取って付けたようなフライトアテンダントの笑顔が
俺を無性にイライラさせる。
二人でいるときはこんなことを感じたこともなかったのに、全てのことが煩わしく、
こんなにもたくさんの人間が密室に閉じこめられているのにも関わらず、
俺は孤独だった。
少し眠ろう。目を瞑り振動に身を任せれば、すぐ眠くなるさ。
リクライニングシートを最大まで倒しブランケットを胸に眠りについた。
***
Night view in Hong Kong−1
2003年8月16日俺はこの空が嫌いだ。
どんよりと低くたれ込めた厚い雲が、俺を圧迫するようにのし掛かってくる。
夏の抜けたような青空とはほど遠く、鉛色の重苦しい空。
日本海を渡ってきた湿った寒風が山肌にぶつかって
白い結晶を舞わせる日も近い。
また、春を待ちわびる日々が続くのか。うんざりだ。
かつて城下町であり、帝国海軍の軍港だったこの町は、
その名残を色濃く残し、今も灰色の鉄の塊が湾を行き来する。
白いセーラー服を身にまとい、颯爽と町を歩く若者を良く見かける。
豊もそんな一人だった。
豊、今、君はどうしているのだろう?
あまりにも突然の別れが、俺をこんなにも暗澹とした気分にさせる。
あの屈託のない笑顔はどこへ行ってしまったのだろう?
あまりにも突然の別れが、俺から笑みを奪ってしまった。
俺とは違う男に甘えてみせているのだろうか?
あまりにも突然の別れが、俺を苛立たせる。
豊。。。本当に心から愛していたのに。
俺は全てが嫌になり、何もかもを捨てるように、この町を離れたかった。
身の回りのものだけをバッグに詰め込み、旅行業者に駆け込んだ。
どこでもいい。今すぐどこかへ行きたい。
幸い、キャンセルで空きのあったツアーを見つけ、その足で関西国際空港へ向かった。
明日の夜の便で、香港へ旅立つ3泊4日のツアーだ。
空港島のホテルから夜の海を眺めながら、今はいない豊を思った。
彼を忘れるために旅立つのだ。豊のことを思いだしてどうする。
鏡のような窓に映った自分にタバコの煙を吹きかけた。
明日の夜は香港だ。
どんよりと低くたれ込めた厚い雲が、俺を圧迫するようにのし掛かってくる。
夏の抜けたような青空とはほど遠く、鉛色の重苦しい空。
日本海を渡ってきた湿った寒風が山肌にぶつかって
白い結晶を舞わせる日も近い。
また、春を待ちわびる日々が続くのか。うんざりだ。
かつて城下町であり、帝国海軍の軍港だったこの町は、
その名残を色濃く残し、今も灰色の鉄の塊が湾を行き来する。
白いセーラー服を身にまとい、颯爽と町を歩く若者を良く見かける。
豊もそんな一人だった。
豊、今、君はどうしているのだろう?
あまりにも突然の別れが、俺をこんなにも暗澹とした気分にさせる。
あの屈託のない笑顔はどこへ行ってしまったのだろう?
あまりにも突然の別れが、俺から笑みを奪ってしまった。
俺とは違う男に甘えてみせているのだろうか?
あまりにも突然の別れが、俺を苛立たせる。
豊。。。本当に心から愛していたのに。
俺は全てが嫌になり、何もかもを捨てるように、この町を離れたかった。
身の回りのものだけをバッグに詰め込み、旅行業者に駆け込んだ。
どこでもいい。今すぐどこかへ行きたい。
幸い、キャンセルで空きのあったツアーを見つけ、その足で関西国際空港へ向かった。
明日の夜の便で、香港へ旅立つ3泊4日のツアーだ。
空港島のホテルから夜の海を眺めながら、今はいない豊を思った。
彼を忘れるために旅立つのだ。豊のことを思いだしてどうする。
鏡のような窓に映った自分にタバコの煙を吹きかけた。
明日の夜は香港だ。
Missing Link−最終話
2003年8月15日ここに暁がいるのか。<Erth Hole>男専用の地下クラブのようだな。
俺は、薬に溺れた性の奴隷として振るまい、迎えの男達をうまく騙した。
潜入に成功といったところか。とりあえず、暁の居場所を探らなければ。
店の男達による品定めが終わり、俺はシャワーを浴びさせられるようだ。
昨日と同じように今夜から3回のステージに立たせるだと。
男どもに犯されるシーンを客に見せて金を取るのか。
その上、犬にまで。。。俺は、その内容の壮絶さに絶句した。
昨夜、暁はそんな目に合わせられていたのか。。。俺の比ではない。
怒りで全身が震えそうになるのを必死で我慢し、俺は惚けたように突っ立っていた。
シャワーを浴び、個室に放り込まれる。
途中の開け放たれた個室の中を覗いて、俺は小躍りして喜びそうになった。
暁がベッドで休んでいたのだ。
男達がバタバタと開店の準備に忙しい隙をついて、俺は暁の個室に滑り込む。
全く抵抗しないものと安心しきっているのが幸いした。
ドアを閉め、暁を揺すり起こす。
ゆっくり目を開け、俺を見つめるが、何の反応もない。
「おい。暁、しっかりしろ。俺だ、秀幸だ。」
俺は、必死に囁きかける。しかし、暁の目の焦点があっていない。
俺は、とりあえず、その辺の作業服を暁に着せ、俺も着込んだ。
抱えるように暁を連れ、トイレに向かう。
トイレの小さな窓から暁を押しだし、俺も外に出る。
幸いここは、1階で、建物の隙間を通れば路地裏に出ることができる。
暁を促し、路地裏に抜けた。
早く逃げようと暁を急かすが、緩慢な動作で要領を得ない。
俺は、暁を背負って走り出した。小石が足の裏に突き刺さるが構ってはいられない。
いずれ奴等は俺達がいないことに気が付くだろう。
そして、伊達のことも明るみに出ることだろう。
それまでに、一刻も早く、より遠くまで逃げなければ。
地下組織の人間に追われて逃げ切れるか心配になるが、
あんな所で、身体がボロボロになるまで嬲り続けられる訳にはいかない。
暁をそんな目に遭わせ続ける訳に。
もしかしたら、一生逃げなければならない羽目に陥るかもしれない。
だが、俺は暁を守ってみせる。暁を一生守り続けてみせる。
全てを失い、知らない土地でひっそりと暮らすことになるだろうが、
暁さえいてくれれば俺は構わない。
暁は元通りになるだろうか。それが心配だ。
もし、戻らないとしても、男に抱かれなければ我慢できないとしても、
その時は、俺が毎日でも抱いてやる。暁が満足するまで、一日中でも抱いてやる。
小石が食い込み、足裏が切れて血が滲みだしているのも構わず、
暁を背負ったまま、俺は走り続けた。
暁が、俺の横顔をぼんやりと眺めている。
そして、かぼそい声で呟いた。
「んんん?秀くん急いでどこへ行くの?」
俺は、視界がぼやけ、街の灯が滲むのも構わず走り続けた。
第13話 Missing Link 完
俺は、薬に溺れた性の奴隷として振るまい、迎えの男達をうまく騙した。
潜入に成功といったところか。とりあえず、暁の居場所を探らなければ。
店の男達による品定めが終わり、俺はシャワーを浴びさせられるようだ。
昨日と同じように今夜から3回のステージに立たせるだと。
男どもに犯されるシーンを客に見せて金を取るのか。
その上、犬にまで。。。俺は、その内容の壮絶さに絶句した。
昨夜、暁はそんな目に合わせられていたのか。。。俺の比ではない。
怒りで全身が震えそうになるのを必死で我慢し、俺は惚けたように突っ立っていた。
シャワーを浴び、個室に放り込まれる。
途中の開け放たれた個室の中を覗いて、俺は小躍りして喜びそうになった。
暁がベッドで休んでいたのだ。
男達がバタバタと開店の準備に忙しい隙をついて、俺は暁の個室に滑り込む。
全く抵抗しないものと安心しきっているのが幸いした。
ドアを閉め、暁を揺すり起こす。
ゆっくり目を開け、俺を見つめるが、何の反応もない。
「おい。暁、しっかりしろ。俺だ、秀幸だ。」
俺は、必死に囁きかける。しかし、暁の目の焦点があっていない。
俺は、とりあえず、その辺の作業服を暁に着せ、俺も着込んだ。
抱えるように暁を連れ、トイレに向かう。
トイレの小さな窓から暁を押しだし、俺も外に出る。
幸いここは、1階で、建物の隙間を通れば路地裏に出ることができる。
暁を促し、路地裏に抜けた。
早く逃げようと暁を急かすが、緩慢な動作で要領を得ない。
俺は、暁を背負って走り出した。小石が足の裏に突き刺さるが構ってはいられない。
いずれ奴等は俺達がいないことに気が付くだろう。
そして、伊達のことも明るみに出ることだろう。
それまでに、一刻も早く、より遠くまで逃げなければ。
地下組織の人間に追われて逃げ切れるか心配になるが、
あんな所で、身体がボロボロになるまで嬲り続けられる訳にはいかない。
暁をそんな目に遭わせ続ける訳に。
もしかしたら、一生逃げなければならない羽目に陥るかもしれない。
だが、俺は暁を守ってみせる。暁を一生守り続けてみせる。
全てを失い、知らない土地でひっそりと暮らすことになるだろうが、
暁さえいてくれれば俺は構わない。
暁は元通りになるだろうか。それが心配だ。
もし、戻らないとしても、男に抱かれなければ我慢できないとしても、
その時は、俺が毎日でも抱いてやる。暁が満足するまで、一日中でも抱いてやる。
小石が食い込み、足裏が切れて血が滲みだしているのも構わず、
暁を背負ったまま、俺は走り続けた。
暁が、俺の横顔をぼんやりと眺めている。
そして、かぼそい声で呟いた。
「んんん?秀くん急いでどこへ行くの?」
俺は、視界がぼやけ、街の灯が滲むのも構わず走り続けた。
第13話 Missing Link 完
Missing Link−55
2003年8月14日一通りのことを思い出してしまうと、
俺の身体は怒りに震え、自分自身を制御できなくなってしまった。
たぶん、同じようなことを暁にもしていたに違いない。
薬をケツの粘膜に擦り込み、性の奴隷に落としては弄んでいたのだ。
おそらく、犠牲者は俺達だけではないだろう。
俺は覚悟を決めて、リビングに置いてあるシガレットケースを開ける。
案の定、そこには、白い粉末が仕込まれていた。
俺は、右手の指を湿らせると、全ての指にその白い粉をなすりつけた。
そして、ベッドルームへと向かう。
安らかな寝息をたてて男が眠っている。都合が良いことに、男は俯せで眠っていた。
俺は、男が目を覚まさないように静かに布団をめくると、
男のケツの穴に右手の指を突き立て、薬を擦り付けた。
男は何が起こっているのか分からず抵抗すらできないでいる。
全てを男のケツに塗りたくると、俺は指を抜いた。
男が仰向けになり、目を剥いて、俺を睨みつけた。
しかし、もう手遅れだ。
直腸の粘膜に吸収された大量の薬は、血液に溶け込み全身をめぐる。
男の全身が痙攣を始める。仰け反り、白目を剥き、口からは泡を吹いている。
暁と俺の恨みを思い知るがいい。
そして、地獄に突き落とされた多くの若者達の無念を。
それら悪行の報いを受けるときが来たのだ。
動かなくなった男に、布団をかぶせると、俺は携帯を探した。
携帯の発信メモリーから、暁が連れ去れたであろう場所の番号に発信する。
「はい。Erth Holeです。」
「ああ。俺だ。伊達だが。」
「これは、伊達さん。昨日は上物を都合頂きありがとうございました。
大した雌犬でして、大好評でさ。今日は何か?」
「ああ。もう一匹も引き取って欲しいのだが。」
「それは、それは。喜んで。暁以上の上物ですな。」
「そうとも。充分仕込んである。すぐにでも引き取りに来てくれるか?」
「もちろん。伺います。
ところで、声がいつもと違うようですが、どうかされましたか?」
「いや。少々風邪気味でね。
俺は、休んでいるから、勝手に秀幸を連れて行ってくれ。
オートロックの解除キーは知っているだろう?部屋の鍵も開けておく。
挨拶はいい。金はいつもの通り、テーブルにでも置いてくれ。」
「招致しやした。すぐ伺います。」
これでいい。俺は、暁と同じように裸にバスローブだけを羽織って、
リビングで待つことにした。
***
俺の身体は怒りに震え、自分自身を制御できなくなってしまった。
たぶん、同じようなことを暁にもしていたに違いない。
薬をケツの粘膜に擦り込み、性の奴隷に落としては弄んでいたのだ。
おそらく、犠牲者は俺達だけではないだろう。
俺は覚悟を決めて、リビングに置いてあるシガレットケースを開ける。
案の定、そこには、白い粉末が仕込まれていた。
俺は、右手の指を湿らせると、全ての指にその白い粉をなすりつけた。
そして、ベッドルームへと向かう。
安らかな寝息をたてて男が眠っている。都合が良いことに、男は俯せで眠っていた。
俺は、男が目を覚まさないように静かに布団をめくると、
男のケツの穴に右手の指を突き立て、薬を擦り付けた。
男は何が起こっているのか分からず抵抗すらできないでいる。
全てを男のケツに塗りたくると、俺は指を抜いた。
男が仰向けになり、目を剥いて、俺を睨みつけた。
しかし、もう手遅れだ。
直腸の粘膜に吸収された大量の薬は、血液に溶け込み全身をめぐる。
男の全身が痙攣を始める。仰け反り、白目を剥き、口からは泡を吹いている。
暁と俺の恨みを思い知るがいい。
そして、地獄に突き落とされた多くの若者達の無念を。
それら悪行の報いを受けるときが来たのだ。
動かなくなった男に、布団をかぶせると、俺は携帯を探した。
携帯の発信メモリーから、暁が連れ去れたであろう場所の番号に発信する。
「はい。Erth Holeです。」
「ああ。俺だ。伊達だが。」
「これは、伊達さん。昨日は上物を都合頂きありがとうございました。
大した雌犬でして、大好評でさ。今日は何か?」
「ああ。もう一匹も引き取って欲しいのだが。」
「それは、それは。喜んで。暁以上の上物ですな。」
「そうとも。充分仕込んである。すぐにでも引き取りに来てくれるか?」
「もちろん。伺います。
ところで、声がいつもと違うようですが、どうかされましたか?」
「いや。少々風邪気味でね。
俺は、休んでいるから、勝手に秀幸を連れて行ってくれ。
オートロックの解除キーは知っているだろう?部屋の鍵も開けておく。
挨拶はいい。金はいつもの通り、テーブルにでも置いてくれ。」
「招致しやした。すぐ伺います。」
これでいい。俺は、暁と同じように裸にバスローブだけを羽織って、
リビングで待つことにした。
***
Missing Link−54
2003年8月13日腰を激しく振りながら、俺の変化に気が付いた男は、呆れながら言った。
「秀幸。おまえも大した淫乱だな。
これだけハードな責めにも感じているのか?
よぉし。もっと、感じさせてやる。クックック。」
一度、俺のケツからマラを引き抜くと、2本の蝋燭を取り出して、それらに火を移した。
3本の蝋燭からボタボタと滴り落ちる大量の熱ロウが俺を襲う。
俺はその熱さと痛さに悶え、身をくねらせるが、同時に快楽の沼に嵌っていた。
そこに、ケツ責めが加わる。
「あああぁぁぁ。すげぇ。すげぇよぉ。」
俺は不自由な格好でケツを振った。
「この淫乱野郎が。感じるのか?変態め。
蝋燭がいいのか?俺のマラがいいのか?どっちだ?」
「どっちも気持ちいいです。
ケツマンコが、身体が燃えるように熱いっす。」
男は蝋燭を吹き消すと、俺の両肩を掴み、中腰でケツを掘った。
抜けそうになる直前まで腰を引き、一気に奥まで突き進む。
延々と延々と。
飽きもせず2時間以上も俺のケツを掘り続けた男は、
「そろそろぶっ放すぞ。おまえの淫乱なケツに種付けしてやる。
おら!ケツ振って喜んでみせろ!」
と言うと、俺の髪の毛を鷲掴みにして腰を振り、俺の中に吐き出した。
男は満足したようで、俺を解放すると、ベッドに一人入り、
ケツに自分でバイブを突っ込むように指示して眠ってしまった。
そうして、俺はベッドサイドで朝まで一人遊びをさせられた訳だ。
***
「秀幸。おまえも大した淫乱だな。
これだけハードな責めにも感じているのか?
よぉし。もっと、感じさせてやる。クックック。」
一度、俺のケツからマラを引き抜くと、2本の蝋燭を取り出して、それらに火を移した。
3本の蝋燭からボタボタと滴り落ちる大量の熱ロウが俺を襲う。
俺はその熱さと痛さに悶え、身をくねらせるが、同時に快楽の沼に嵌っていた。
そこに、ケツ責めが加わる。
「あああぁぁぁ。すげぇ。すげぇよぉ。」
俺は不自由な格好でケツを振った。
「この淫乱野郎が。感じるのか?変態め。
蝋燭がいいのか?俺のマラがいいのか?どっちだ?」
「どっちも気持ちいいです。
ケツマンコが、身体が燃えるように熱いっす。」
男は蝋燭を吹き消すと、俺の両肩を掴み、中腰でケツを掘った。
抜けそうになる直前まで腰を引き、一気に奥まで突き進む。
延々と延々と。
飽きもせず2時間以上も俺のケツを掘り続けた男は、
「そろそろぶっ放すぞ。おまえの淫乱なケツに種付けしてやる。
おら!ケツ振って喜んでみせろ!」
と言うと、俺の髪の毛を鷲掴みにして腰を振り、俺の中に吐き出した。
男は満足したようで、俺を解放すると、ベッドに一人入り、
ケツに自分でバイブを突っ込むように指示して眠ってしまった。
そうして、俺はベッドサイドで朝まで一人遊びをさせられた訳だ。
***
Missing Link−53
2003年8月12日俺は、あまりの熱さに身をよじり、悶える。
「ああぁぁぁ。」
「そーれ。もう一滴。」
「あああ。」
ポタポタと続けて熱ロウの責めが続く。
俺は、身体をくねらせ、それに耐えるしかない。
ただ、熱さに身悶えながらも身体が反応しているのは確かで、
ガラスにへばり付いたマラがビクビクと震えている。
熱ロウが、肩や背中、ケツタブ、さらにバイブを抜かれたケツの穴にまで垂らされる。
その度に俺の身体がピクッと跳ねる。
そして、熱ロウの刺激で、興奮が極限まで達してしまったために、
トコロテン状態でザーメンが勝手にあふれ出した。
ケツマンコが収縮し、全身を痙攣させている俺を見て、
男は、熱ロウを垂らすのを止めて、ガラステーブルの下から俺を覗き込んだ。
俺が勝手に果ててしまったのを確認すると、男は激怒する。
「てめぇ。勝手にいきやがって。
誰の許可を得ていきやがる。
マラを擦りも、ケツを犯されもせず、トコロテンでいったのか?
なんて淫乱野郎なんだ。暁以上じゃねぇか。
本当のお仕置きが必要なようだな。」
男は、蝋燭の火を消して、先が何本にも分かれた革の鞭を持ち出した。
そして、俺の背中やケツを乱れ打つ。
ビシッ、バシッ、ビシッ。
空を切る鋭い音とともに、俺の肌を打つ音が部屋中に響いた。
「あああ。勘弁して下さい。
すみません。許して下さい。
身体が勝手に、ザーメンが勝手に。。。」
俺はひたすら許しを請うしかなかった。
背中やケツは真っ赤になり、皮膚が破れて血が滲んでいるところもあるかもしれない。
それでも、なお男は俺を打ち据える。
「俺の指示なく、勝手に動いたらどうなるか、思い知らせてやる。
てめぇは、俺のペットなんだ。俺の性の奴隷なんだ。
分かっているのか?この淫乱な雌犬が。」
そして、ムチを放り出すと、蝋燭に再度火を灯した。
「そんなに気持ちいいなら、くれてやる。」
男は、爆発しそうに膨張したマラを、俺のケツに突っ込み腰を振りながら、
真っ赤に腫れ上がった背中に、熱ロウを垂らす。
俺は耐えきれずに逃れようとするが、テーブルにしっかり縛られた四肢は動かない。
ただ、身をよじって、許しを請うしかない。
「お許し下さい。すみません。許して下さい。」
しかし、そんな俺に構わず、ケツを犯し、ロウ責めを繰り返す。
そこまでいたぶられながら、俺のマラが回復しているのに気が付いて我ながら驚愕した。
「ああぁぁぁ。」
「そーれ。もう一滴。」
「あああ。」
ポタポタと続けて熱ロウの責めが続く。
俺は、身体をくねらせ、それに耐えるしかない。
ただ、熱さに身悶えながらも身体が反応しているのは確かで、
ガラスにへばり付いたマラがビクビクと震えている。
熱ロウが、肩や背中、ケツタブ、さらにバイブを抜かれたケツの穴にまで垂らされる。
その度に俺の身体がピクッと跳ねる。
そして、熱ロウの刺激で、興奮が極限まで達してしまったために、
トコロテン状態でザーメンが勝手にあふれ出した。
ケツマンコが収縮し、全身を痙攣させている俺を見て、
男は、熱ロウを垂らすのを止めて、ガラステーブルの下から俺を覗き込んだ。
俺が勝手に果ててしまったのを確認すると、男は激怒する。
「てめぇ。勝手にいきやがって。
誰の許可を得ていきやがる。
マラを擦りも、ケツを犯されもせず、トコロテンでいったのか?
なんて淫乱野郎なんだ。暁以上じゃねぇか。
本当のお仕置きが必要なようだな。」
男は、蝋燭の火を消して、先が何本にも分かれた革の鞭を持ち出した。
そして、俺の背中やケツを乱れ打つ。
ビシッ、バシッ、ビシッ。
空を切る鋭い音とともに、俺の肌を打つ音が部屋中に響いた。
「あああ。勘弁して下さい。
すみません。許して下さい。
身体が勝手に、ザーメンが勝手に。。。」
俺はひたすら許しを請うしかなかった。
背中やケツは真っ赤になり、皮膚が破れて血が滲んでいるところもあるかもしれない。
それでも、なお男は俺を打ち据える。
「俺の指示なく、勝手に動いたらどうなるか、思い知らせてやる。
てめぇは、俺のペットなんだ。俺の性の奴隷なんだ。
分かっているのか?この淫乱な雌犬が。」
そして、ムチを放り出すと、蝋燭に再度火を灯した。
「そんなに気持ちいいなら、くれてやる。」
男は、爆発しそうに膨張したマラを、俺のケツに突っ込み腰を振りながら、
真っ赤に腫れ上がった背中に、熱ロウを垂らす。
俺は耐えきれずに逃れようとするが、テーブルにしっかり縛られた四肢は動かない。
ただ、身をよじって、許しを請うしかない。
「お許し下さい。すみません。許して下さい。」
しかし、そんな俺に構わず、ケツを犯し、ロウ責めを繰り返す。
そこまでいたぶられながら、俺のマラが回復しているのに気が付いて我ながら驚愕した。
Missing Link−51
2003年8月10日それから暁と男と3人で淫乱なセックスに耽った訳か。
暁は?俺は、辺りを見回し、ベッドルームに居ないのを確認すると、部屋中を探した。
居ない。暁の服は残っているのだが、暁自身が消えてしまった。
そう言えば、男がどこかに電話して、2人の男が暁を連れて行ったような。。。
その後、どうなったんだっけか。
ケツからバイブを取り出し、男が目を覚まさないように俺は静かに立ち上がった。
まだ霞がかかったような頭を冷やすため、
顔を洗い、冷蔵庫からコーラを取り出し、喉に流し込んだ。
コーラの強い炭酸が喉を焼き、冷たさが胃を刺激して、身体が少しシャンとしたようだ。
糖が血流に乗り、全身の細胞が活性化するのを感じる。頭も少しはっきりした。
昨夜のことを思い出してみる。
***
暁は?俺は、辺りを見回し、ベッドルームに居ないのを確認すると、部屋中を探した。
居ない。暁の服は残っているのだが、暁自身が消えてしまった。
そう言えば、男がどこかに電話して、2人の男が暁を連れて行ったような。。。
その後、どうなったんだっけか。
ケツからバイブを取り出し、男が目を覚まさないように俺は静かに立ち上がった。
まだ霞がかかったような頭を冷やすため、
顔を洗い、冷蔵庫からコーラを取り出し、喉に流し込んだ。
コーラの強い炭酸が喉を焼き、冷たさが胃を刺激して、身体が少しシャンとしたようだ。
糖が血流に乗り、全身の細胞が活性化するのを感じる。頭も少しはっきりした。
昨夜のことを思い出してみる。
***
Missing Link−50
2003年8月9日俺はベッドの横に座り込んだ状態で、意識を取り戻し始めていた。
頭にかかった濃い霧が徐々に薄れていくのを感じる。
ふと自分の姿を見ると、絶句するしかない。
素っ裸に犬の首輪だけをした格好で、座り込んでいる。
それも、ケツでは電動バイブが振動とともに、その身をくねらせていた。
しかも、俺の身体が反応し、いきり勃ったモノが先走りの露を吐き出している。
そして、なぜか背中やケツがやけに痛い。
自分の淫乱この上ない姿に戸惑いながら、
俺は昨夜からの出来事を必死で思い出そうとした。
確か、一昨日は暁を連れ戻すために、この部屋の持ち主に会いに来たのだった。
そこで思わぬ暁の姿を見て動揺した俺は。。。
うまく思い出せない。必死で朧気な記憶をたどる。
そうだ、男に冷たい茶を飲まされ、気を静めるためにタバコを喫ったのだ。
ということは、あの茶にでも何か入っていたということか。
いや、タバコを喫った後、急に身体が火照り始め、意識が朦朧としたような気がする。
そして、男が指に何かを塗って、俺のケツに突っ込んだんだ。薬か何かを。
頭にかかった濃い霧が徐々に薄れていくのを感じる。
ふと自分の姿を見ると、絶句するしかない。
素っ裸に犬の首輪だけをした格好で、座り込んでいる。
それも、ケツでは電動バイブが振動とともに、その身をくねらせていた。
しかも、俺の身体が反応し、いきり勃ったモノが先走りの露を吐き出している。
そして、なぜか背中やケツがやけに痛い。
自分の淫乱この上ない姿に戸惑いながら、
俺は昨夜からの出来事を必死で思い出そうとした。
確か、一昨日は暁を連れ戻すために、この部屋の持ち主に会いに来たのだった。
そこで思わぬ暁の姿を見て動揺した俺は。。。
うまく思い出せない。必死で朧気な記憶をたどる。
そうだ、男に冷たい茶を飲まされ、気を静めるためにタバコを喫ったのだ。
ということは、あの茶にでも何か入っていたということか。
いや、タバコを喫った後、急に身体が火照り始め、意識が朦朧としたような気がする。
そして、男が指に何かを塗って、俺のケツに突っ込んだんだ。薬か何かを。
Missing Link−49
2003年8月8日俺のケツの襞をかき分け挿入されたマラは、小刻みに入り口部分を刺激したかと思うと、
一気に奥まで突き入れられる。
ケツの奥を激しく突いたかと思うと、引き抜かれるといった具合に
緩急をつけた小慣れたテクニックだ。
「ああああん。感じるよぉ。気持ちいいよぉ。」
俺は、思わず歓喜の声をあげてしまう。
「感じるか?ケツが感じるのか?
あれ程、ぎょうさんの男に犯されて、
まだ犯られ足りんのか?この淫乱な雌犬が。
犬に犯されてまで感じやがって。
俺とドーベルマンは、どっちがええんや?この売女。」
「いいよぉ。気持ちいいよぉ。もっと犯して!」
「チンポやったらなんでもええんやろが。
犯ってくれるんやったら誰でもええんやろが。」
「あん。ケツマンコが熱いよぉ。溶けそうだよぉ。」
「ちっ。チンポ突っ込まれへんかったら生きていかれへんようやのぉ。
犯しまくったる。毎日でもなぁ。何発でもなぁ。」
男は狂ったように腰を振り、マラを突き立てる。
俺の片足を高く持ち上げ、身体が半分浮いたような状態で奥深くまではめ込む。
そして、俺を立たせて、両手で大きく開いた自分の足首を握らせると、
後ろからケツを犯す。
俺は、激しい突きで、前のめりに倒れそうになるのを堪えながらケツを締める。
今度は、俺の片足を肩に担ぎ、突き上げる。
ありとあらゆる体位でケツを犯られ続けた。
その全てをビデオに録画され、さらに突っ込みは続く。
最初にいった男が、既にマラを勃たたせて順番待ちをしている。
そうして、朝まで一人2〜3発ずつ種付けされてしまった。
俺はどうなっちまうんだろう。
一気に奥まで突き入れられる。
ケツの奥を激しく突いたかと思うと、引き抜かれるといった具合に
緩急をつけた小慣れたテクニックだ。
「ああああん。感じるよぉ。気持ちいいよぉ。」
俺は、思わず歓喜の声をあげてしまう。
「感じるか?ケツが感じるのか?
あれ程、ぎょうさんの男に犯されて、
まだ犯られ足りんのか?この淫乱な雌犬が。
犬に犯されてまで感じやがって。
俺とドーベルマンは、どっちがええんや?この売女。」
「いいよぉ。気持ちいいよぉ。もっと犯して!」
「チンポやったらなんでもええんやろが。
犯ってくれるんやったら誰でもええんやろが。」
「あん。ケツマンコが熱いよぉ。溶けそうだよぉ。」
「ちっ。チンポ突っ込まれへんかったら生きていかれへんようやのぉ。
犯しまくったる。毎日でもなぁ。何発でもなぁ。」
男は狂ったように腰を振り、マラを突き立てる。
俺の片足を高く持ち上げ、身体が半分浮いたような状態で奥深くまではめ込む。
そして、俺を立たせて、両手で大きく開いた自分の足首を握らせると、
後ろからケツを犯す。
俺は、激しい突きで、前のめりに倒れそうになるのを堪えながらケツを締める。
今度は、俺の片足を肩に担ぎ、突き上げる。
ありとあらゆる体位でケツを犯られ続けた。
その全てをビデオに録画され、さらに突っ込みは続く。
最初にいった男が、既にマラを勃たたせて順番待ちをしている。
そうして、朝まで一人2〜3発ずつ種付けされてしまった。
俺はどうなっちまうんだろう。
Missing Link-48
2003年8月7日ケツがジュクジュクと音をたてながら白い泡を吐く。
男は俺をひっくり返し、両足を拡げて高々と引きあげながらケツを掘る。
続いて、足が頭に付くくらい俺を折り曲げ、上から突き刺すように腰を振る。
足を大きく拡げピンと伸ばして掘り続ける。
白い泡がケツの割れ目を伝い落ち、背中の方まで垂れてきた。
俺が自分で両足を抱え、足を押さえる必要がなくなると
自分で自分の玉を持ち上げ、後ろから接合部をカメラが狙えるように協力する。
「良すぎるぞぉ。いっちまいそうや。
兄貴、いっていいっすかぁ?」
カメラを持った兄貴らしい男が答えた。
「次は俺が突っ込む。いっちまえ!」
「うっす。いくっすよぉ。いっちまうっすよぉ。」
そう言って、男は激しく腰を打ち付けてきた。
「マジいきそうやぁ。いく。いく。いく。」
男はマラを引き抜くと、俺の顔めがけて発射する。
雄汁は勢いよく飛び出し、俺の顔や胸に飛び散った。
カメラはその瞬間もきっちりと捉えた。
名残を惜しむようにデカマラがビクビクと残りの雄汁を吐き出している。
それを取り終えたカメラマンは、若い男にカメラを渡すと参戦してきた。
当然、マラは臨戦態勢だ。
使い込まれたマラは青筋をたて、亀頭が艶やかな光沢を発している。
小刻みに鎌首を振るわせ、透明な涎を垂らしながら俺のケツを狙っている。
男は俺をひっくり返し、両足を拡げて高々と引きあげながらケツを掘る。
続いて、足が頭に付くくらい俺を折り曲げ、上から突き刺すように腰を振る。
足を大きく拡げピンと伸ばして掘り続ける。
白い泡がケツの割れ目を伝い落ち、背中の方まで垂れてきた。
俺が自分で両足を抱え、足を押さえる必要がなくなると
自分で自分の玉を持ち上げ、後ろから接合部をカメラが狙えるように協力する。
「良すぎるぞぉ。いっちまいそうや。
兄貴、いっていいっすかぁ?」
カメラを持った兄貴らしい男が答えた。
「次は俺が突っ込む。いっちまえ!」
「うっす。いくっすよぉ。いっちまうっすよぉ。」
そう言って、男は激しく腰を打ち付けてきた。
「マジいきそうやぁ。いく。いく。いく。」
男はマラを引き抜くと、俺の顔めがけて発射する。
雄汁は勢いよく飛び出し、俺の顔や胸に飛び散った。
カメラはその瞬間もきっちりと捉えた。
名残を惜しむようにデカマラがビクビクと残りの雄汁を吐き出している。
それを取り終えたカメラマンは、若い男にカメラを渡すと参戦してきた。
当然、マラは臨戦態勢だ。
使い込まれたマラは青筋をたて、亀頭が艶やかな光沢を発している。
小刻みに鎌首を振るわせ、透明な涎を垂らしながら俺のケツを狙っている。
Missing Link-47
2003年8月6日クスコがケツから抜かれ、
「なら、犯ってくれっちゅう格好してみろ!」
俺は、頭をマットに付け、両手でケツを思いっきり開くとカメラの方に腰を突き出した。
「マジでたまんねぇな。こいつ。」
そう言うが早いか、一人の男がマラをねじ込んでくる。
「どうや?ケツの味は?」
「おお。絡みやがる。マジで気持ちいいぜ。こりゃ。」
両手で腰を掴み、上からケツを突き下ろす。
マラで下腹部をつつく感覚が新鮮だ。
後ろからでも接合部が丸見えに違いない。
「もっとケツを締めろ!ガバマンが。」
俺は、下腹部に力を入れマラを締め付けた。
「おお。すげぇ。締まるぜぇ。」
腰が俺のケツに当たってパンパンと大きな音をたてる。
「たまらん。今日は一日中勃ちっ放しやったからいきそうや。」
「さっさといけ!次は俺や。」
次の男が順番待ちをしていた。
「おお。気持ちいいぜ。いくぜ。いくぜ。」
男は高速ピストン運動をすると雄汁を俺の中にぶちまけた。
勢いよく飛び散るザーメンが腸壁に当たるのを感じる。
「早く交われ。早く突っ込みてぇ。」
次の男が、俺の中で果てた男を引き剥がすと、すかさず入ってくる。
「おお。ええぞぉ。」
先に果てた男のザーメンを腹の中でかき混ぜるように、マラがこねくり回される。
「なら、犯ってくれっちゅう格好してみろ!」
俺は、頭をマットに付け、両手でケツを思いっきり開くとカメラの方に腰を突き出した。
「マジでたまんねぇな。こいつ。」
そう言うが早いか、一人の男がマラをねじ込んでくる。
「どうや?ケツの味は?」
「おお。絡みやがる。マジで気持ちいいぜ。こりゃ。」
両手で腰を掴み、上からケツを突き下ろす。
マラで下腹部をつつく感覚が新鮮だ。
後ろからでも接合部が丸見えに違いない。
「もっとケツを締めろ!ガバマンが。」
俺は、下腹部に力を入れマラを締め付けた。
「おお。すげぇ。締まるぜぇ。」
腰が俺のケツに当たってパンパンと大きな音をたてる。
「たまらん。今日は一日中勃ちっ放しやったからいきそうや。」
「さっさといけ!次は俺や。」
次の男が順番待ちをしていた。
「おお。気持ちいいぜ。いくぜ。いくぜ。」
男は高速ピストン運動をすると雄汁を俺の中にぶちまけた。
勢いよく飛び散るザーメンが腸壁に当たるのを感じる。
「早く交われ。早く突っ込みてぇ。」
次の男が、俺の中で果てた男を引き剥がすと、すかさず入ってくる。
「おお。ええぞぉ。」
先に果てた男のザーメンを腹の中でかき混ぜるように、マラがこねくり回される。
Missing Link-46
2003年8月5日男は固定カメラに接合部が写る角度を心得ているようで、
身体を開き、片膝の少し不自然な格好でマラを挿入してくる。
やはり、バイブよりも本物のマラが気持ちいい。
「あああん。」
俺は、マラを口に突っ込まれながらも、吐息を漏らしてしまう。
「もう感じてやがるぜ。この淫乱な雌犬は。」
ケツを突きながら男が言った。
カメラがケツのアップを捉える。
めくれ上がったケツの襞がマラを包み込み、
逃さないようにまとわりついていることだろう。
既に、ジュクジュクと卑猥な音を発している。
男は、一度マラを抜くと、医療用器具を持ち出し俺のケツに突っ込んだ。
ひんやりとした金属の感触が、熱く燃えさかるケツに心地よい。
取っ手を握り、器具を全開にすると、ケツの穴が大きく開き、
中が丸見えになっているようだ。
カメラが全開になった俺のケツに寄り、中を写し込んでいる。
「おお。こんなに犯られまくってるのに、綺麗なピンク色だぜ。
テラテラ光ったケツの襞が丸見えだぞ。」
そう言いながらガラス棒で奥をつつく。
ガラス棒の冷たさと固さが、俺に違った快感を与え、思わずケツを振ってしまった。
「ケツ振ってやがる。たまんねぇな。
ケツの中さらけ出してよ。」
いつの間にか、俺の口を犯していた男も後ろ側にまわり覗き込んでいた。
「おい。どうして欲しいんや?」
男が俺を覗き込みながら言った。
「デカマラで犯して下さい。」
俺は恥ずかし気もなく答える。
身体を開き、片膝の少し不自然な格好でマラを挿入してくる。
やはり、バイブよりも本物のマラが気持ちいい。
「あああん。」
俺は、マラを口に突っ込まれながらも、吐息を漏らしてしまう。
「もう感じてやがるぜ。この淫乱な雌犬は。」
ケツを突きながら男が言った。
カメラがケツのアップを捉える。
めくれ上がったケツの襞がマラを包み込み、
逃さないようにまとわりついていることだろう。
既に、ジュクジュクと卑猥な音を発している。
男は、一度マラを抜くと、医療用器具を持ち出し俺のケツに突っ込んだ。
ひんやりとした金属の感触が、熱く燃えさかるケツに心地よい。
取っ手を握り、器具を全開にすると、ケツの穴が大きく開き、
中が丸見えになっているようだ。
カメラが全開になった俺のケツに寄り、中を写し込んでいる。
「おお。こんなに犯られまくってるのに、綺麗なピンク色だぜ。
テラテラ光ったケツの襞が丸見えだぞ。」
そう言いながらガラス棒で奥をつつく。
ガラス棒の冷たさと固さが、俺に違った快感を与え、思わずケツを振ってしまった。
「ケツ振ってやがる。たまんねぇな。
ケツの中さらけ出してよ。」
いつの間にか、俺の口を犯していた男も後ろ側にまわり覗き込んでいた。
「おい。どうして欲しいんや?」
男が俺を覗き込みながら言った。
「デカマラで犯して下さい。」
俺は恥ずかし気もなく答える。
Missing Link-45
2003年8月4日俺は朦朧としていた。頭に霞がかかったように夢と現実の狭間を行き来している。
俺はどうなってしまったのだろう。
こんな所で、多くの人間に見られながら男達に犯され、
犬にまで犯されて、陵辱の限りを尽くされているというのに、
俺のケツとペニスは完全に俺の制御を離れ、男を欲している。
一日中犯され続けてもなお、さらに犯されることを望んで疼いている。
今また、3人の裸の男に囲まれ、
ライトを浴びながら恥ずかしい格好でペニスを勃起させている。
ケツには電動のバイブを突っ込まれ、腰をくねらせているのだ。
カメラを握った男が放ったスタートのかけ声とともに2人の男が俺に襲いかかる。
俺の前で我慢汁を滲ませた黒光りするデカマラが跳ねた。
俺は、反射運動のようにマラにしゃぶりつく。
男は、今までの憂さを晴らすかのように俺の頭を抱え、腰を振った。
デカマラが俺の喉に突き刺さる。
でけぇ、硬てぇ。大きく張ったエラが俺の喉をえぐる。
「気持ちええ。すげぇぞ、こいつのフェラは。」
カメラが俺のすぐ横に来て、デカマラで口を犯されている俺の顔をアップで写す。
マラが出入りする様を、恍惚に潤む瞳を、男の腰の動きを写す。
もう一人の男がケツからバイブを抜き取り、マラをあてがった。
俺はどうなってしまったのだろう。
こんな所で、多くの人間に見られながら男達に犯され、
犬にまで犯されて、陵辱の限りを尽くされているというのに、
俺のケツとペニスは完全に俺の制御を離れ、男を欲している。
一日中犯され続けてもなお、さらに犯されることを望んで疼いている。
今また、3人の裸の男に囲まれ、
ライトを浴びながら恥ずかしい格好でペニスを勃起させている。
ケツには電動のバイブを突っ込まれ、腰をくねらせているのだ。
カメラを握った男が放ったスタートのかけ声とともに2人の男が俺に襲いかかる。
俺の前で我慢汁を滲ませた黒光りするデカマラが跳ねた。
俺は、反射運動のようにマラにしゃぶりつく。
男は、今までの憂さを晴らすかのように俺の頭を抱え、腰を振った。
デカマラが俺の喉に突き刺さる。
でけぇ、硬てぇ。大きく張ったエラが俺の喉をえぐる。
「気持ちええ。すげぇぞ、こいつのフェラは。」
カメラが俺のすぐ横に来て、デカマラで口を犯されている俺の顔をアップで写す。
マラが出入りする様を、恍惚に潤む瞳を、男の腰の動きを写す。
もう一人の男がケツからバイブを抜き取り、マラをあてがった。
Missing Link-44
2003年8月3日 「店長のお帰りだ。」
スタッフが一列に並び、出口でお見送りである。
「店長、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
全員が挨拶とお辞儀をする。店長が俺の前を通りながら俺に声を掛けた。
「松下、今夜は暁と遊ぶんだろう?」
「へい。たっぷり可愛がってやろうと。」
「おまえはビデオ撮りの現場踏んでたな?」
「へい。何度か。」
「なら、カメラまわしとけ。機材の扱いは分かるな?」
「へい。たっぷりやらしいやつを。任して下せぇ。」
「暁なら高くで売れる。気張って躾ろよ。」
「へい。がってんで。」
俺は、ビデオカメラ、三脚、ライト、レフ板、テレコなど業務用の機材を取りそろえる。
そして、ステージにマットを敷き準備を進めた。
フロア係の若い衆は、既に素っ裸でマラをぶらぶらさせながら準備に余念がない。
水浴びを済ませた雌犬が奥から引き連れられてきた。
暁は、裸の男共に取り囲まれ、これから何が始まるのか目を輝かせている。
2人の親父に犯られ、4人のマッチョに輪姦され、さらに2匹の犬にまで犯されながら、
まだ、犯られ足りないらしい。つくづくあきれ果てた野郎だ。
しかし、若い衆とともに、それをさらに輪姦そうというのだから俺も相当のものか。
暁をステージのマットに四つん這いにさせ、
固定カメラを据えて色調整を終えた後、ハンディを構え大体のアングルを決める。
ステージ横では、おあずけを食らった犬よろしく、
フロアの2人がマラを扱いている。
当然のごとく、暁のマラはギンギンで、先走りを垂らしているのだ。
***
スタッフが一列に並び、出口でお見送りである。
「店長、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
全員が挨拶とお辞儀をする。店長が俺の前を通りながら俺に声を掛けた。
「松下、今夜は暁と遊ぶんだろう?」
「へい。たっぷり可愛がってやろうと。」
「おまえはビデオ撮りの現場踏んでたな?」
「へい。何度か。」
「なら、カメラまわしとけ。機材の扱いは分かるな?」
「へい。たっぷりやらしいやつを。任して下せぇ。」
「暁なら高くで売れる。気張って躾ろよ。」
「へい。がってんで。」
俺は、ビデオカメラ、三脚、ライト、レフ板、テレコなど業務用の機材を取りそろえる。
そして、ステージにマットを敷き準備を進めた。
フロア係の若い衆は、既に素っ裸でマラをぶらぶらさせながら準備に余念がない。
水浴びを済ませた雌犬が奥から引き連れられてきた。
暁は、裸の男共に取り囲まれ、これから何が始まるのか目を輝かせている。
2人の親父に犯られ、4人のマッチョに輪姦され、さらに2匹の犬にまで犯されながら、
まだ、犯られ足りないらしい。つくづくあきれ果てた野郎だ。
しかし、若い衆とともに、それをさらに輪姦そうというのだから俺も相当のものか。
暁をステージのマットに四つん這いにさせ、
固定カメラを据えて色調整を終えた後、ハンディを構え大体のアングルを決める。
ステージ横では、おあずけを食らった犬よろしく、
フロアの2人がマラを扱いている。
当然のごとく、暁のマラはギンギンで、先走りを垂らしているのだ。
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