青いうさぎ−13

2002年7月31日
男は後ろから、俺に覆い被さると耳元でささやく。

「力を抜けよ。
大丈夫だからよ。
俺は突っ込むのうまいんだぜ。」

俺のモノをまた鷲掴みにすると抜き上げる。

俺は覚悟を決めて、身体から力を抜いた。

男は、自分のモノを握ると穴にあてがい、
ゆっくり腰を前に突き出す。

メリっという感じで頭半分が、穴を押し広げる。

そしてゆっくりゆっくり挿入しはじめる。

穴を押し広げる圧迫感はかなりのものだが、
不思議と痛みはない。

「あぁ。入ってくる。
あぁ。俺は今犯されてるんだ。」

ケツに神経がいってしまって、
口の方がおろそかになったのか、
ヤツは俺の頭を両手で掴むと
腰を前後に動かし始めた。

「ング。ウグ。」

男が耳元でささやく。

「根本まで入ったぜ。
大した淫乱だなぁ。おまえ。」

「難なくはいっちまったじゃないか。
上と下の口ふさがれた感想はどうだ。」

青いうさぎ−12

2002年7月30日
「好きなように犯しまくってくれ。
すげぇ感じる。」

どこか冷めた部分が俺自身に
冷たい視線を投げやりながら、
一度ついた淫乱の火はおさまらない。

俺のマラからは、透明な先走りが糸を引く。

男はケツを指で広げてチロチロと舌を
小刻みに振るわせながら
ケツの穴に十分な潤いを与えると、
そのまま舌先を挿入してくる。

「ングゥ。ウァァ。」

俺は、ヤツのモノをくわえたまま、
快感についうめき声が喉を突く。

俺のモノはビンビンだ。

それを確かめるかのように後ろから
鷲掴みにすると、2・3回上下する。

そして、男は自分のモノを俺にあてがうと、
ケツの割れ目に沿ってこすりつける。

覚悟しろよってことか。

舌先で湿らせてあるとはいえ、
穴をほぐしもせずに突っ込むつもりか。

この男のモノもかなりのでかさだ。
こんなものをいきなり。。。

俺は少々焦った。
久しぶりのセックスだってぇのに、
そんなでかいモノをいきなり突っ込まれたら、
たまらん。

緊張してケツに力が入る。

青いうさぎ−11

2002年7月29日
ヤツは焦れたのか腰を突き出し
フェラを催促する。

蟻の戸渡りに舌を這わせ、
亀頭の裏までいっきに舐めあげる。

ヤツのうめき声が俺を更に刺激する。

エラの周りをチロチロと小刻みに一回りすると、
でかいモノを一口にくわえ込む。

「あぁ〜。」
ヤツのせつない声。

その光景を後ろから眺めていた男は、
反撃とばかりに俺のケツを両手で開くと
秘口に舌を這わせる。

「うぅ。」

俺は喉の奥までモノをくわえ込んだまま、
くぐもった声が口をつく。

歯をたてないようにしながら喉の奥を絞り、
粘膜でモノを包み込んで頭を振る。

尖らせた舌先に秘口を執拗に刺激されて、
俺は思わず腰をくねらせる。

「あぁ。たまんないよぉ。」

俺は、今、年下の男二人に前と後ろから
犯されてるんだ。

その意識が更に俺の淫乱な部分に油を注ぐ。

青いうさぎ−10

2002年7月28日
「言っとくけど、自由になったからって逆らうんじゃないよ。
いつでも身動きできないようにできるんだからね。」

ヤツは睨み付けながら一言。

俺は戸惑いながらも、わずかに頷く。
既に、俺のスケベ心に火はついている。

半分以上あきらめというか、
「ええぃ。ままよ。」といった境地だ。

「ものわかりがよくっていいねぇ。」
男はニヤッと笑う。

「ゆっくり楽しもうぜ。」

そう言うと、二人は服を脱ぎ捨て素っ裸になる。

男はヤツに顎をしゃくるとウィンクした。

そして、俺の腰を持って引き寄せると、
ひっくり返し四つん這いにさせる。

ヤツは俺の前に立ち膝になって、
華奢な身体に似合わないでかいモノを
突き出すと俺の頭を引き寄せた。

ピンク色でエラの張った初々しいモノを
俺はしばらく舐めるように眺める。

久しぶりに男のモノを間近にする。

青いうさぎ−9

2002年7月27日
俺の男自身を包み込む生暖かいぬめっとした感触。
同時に乳首に走る刺激。。。

「あぁ。たまんねぇ。」
心の中でつぶやく。

「フフ。本音がでたね。」
口元を拭いながら、ヤツが楽しそうに微笑む。

「ねぇ。兄貴、マグロはつまんないからさぁ。
いいでしょ?」
俺の身体に舌を這わせ続けている男に、
ヤツはいたずらっぽく視線を送る。

「いいだろう。ほら。」

そう言って、男は部屋の隅から
小さな茶色い小瓶を持ってくると、
ヤツに手渡した。

ヤツは、鼻歌など歌いながら小瓶の蓋をはずすと、
俺の鼻もとにそれを近づける。

身動きがとれない俺には、抗うすべがない。

鼻孔に広がる強い刺激臭。
甘い懐かしいような香りに包まれた途端、

俺の身体の隅々までドクンと強い脈が走った。

そして、手足は解放された。

青いうさぎ−8

2002年7月26日
おもむろに前の男がベッドの脇に立って、
俺の身体に手を触れた。

その時、初めて俺は何も身に付けて
いないことに気が付く。

「畜生。どうしようってんだ。」

半分以上パニックに陥りながら、
声にならない声で叫んだ。

男は触れるか触れないかの瀬戸際で、
胸からへそにかけて指を滑らせる。

つま先から脳天まで痺れるような快感が走る。

「やっぱり。感度いいや。」

後ろから覗き込むように若い方の男がささやく。

へそから脇腹、脇腹から太股、
そして、耳から首筋へゆっくりと
男は指を滑らせ続ける。

俺は快感にあらがいながら身動きもできず、
声にならない声で叫ぶ。

「やめろ。」

「何言ってんの。こんなに元気なくせに。」

若い方の男は、ニヤニヤしながら
俺のモノを指さしていやらしく笑う。

「ククク。ずっとやりたかったはずでしょ。」

俺は、不意を突かれて、抗うすべもなく
目を閉じた。

そして、突き上げるような更なる快感。

青いうさぎ−7

2002年7月25日
その時、ドアのノブがまわる音がして、
何人かの足音が部屋にこだまする。

寝たままの俺からは見えない場所に
ドアがあるようだ。

「目が覚めましたか。」

静かな聞き慣れない男の声。

俺は、ここがどこなのか聞こうとしたが
声にならない。

俺の心が読めるかのように男は答えた。

「ここですか。ここは月です。」

そんな馬鹿な。
またしても声にならない。

男は、俺の視線に入るところまで近づいてきた。

後ろにもう一人。
ショットバーで奥に座っていた二人だ。

「あの店に客が来たのは何年ぶりかなぁ。」

後ろの男がつぶやく。

「久しぶりに楽しめそうだね。クク。」

「なんのことだ。」

俺は声にならない声で、聞き返す。

「すぐに解りますよ。」

こいつら何考えてんだ。
それに、俺の心が読めるのか。

青いうさぎ−6

2002年7月24日
「ああ。よく寝た。」
久しぶりにベッドで寝たようだ。

気だるい目覚めの中で、いつもと景色が違うことに気が付いた。

昨日は初めて入ったショットバーで酒を飲んで、それから。。。
そう言えば、記憶がない。

いくら疲れていたからってジン一口で気を失う訳はないし。

まとまらない記憶を探りながら、身体が動かないことに気づく。
金縛りにあったようにまったく動かない。

神経がパニックにおちいりそうなのを堪えながら、目だけで辺りを見回す。

真っ白な部屋に、カーテンもない窓が一つ。
壁には何もない。
部屋にはこのベッドだけのようだ。

窓の外から青い月の光が一条射し込んでいる。

ここはいったいどこなんだ?

月が高く昇っているところからすると、
あれからあまり時間はたっていない様だが。

青いうさぎ−5

2002年7月23日
彼は、ロックグラスをカウンターに取り出すと、
手際よく氷を削り始める。

器用に球形に削った氷をグラスに移すと、
ジンをたっぷり注ぎマドラーで数回かき混ぜる。

スーっと俺の前に差し出すと、
奥の客のところへ歩み寄り、一言二言話しかけている。

俺は、ジンを喉に流し込む。
久しぶりのアルコールが喉を焼きながら胃に流れ込む。

ジン独特の香りが鼻に抜けて、手足の先までしびれるような快感が走る。

「ふぅ。」

思わず大きなため息が口をついて出た。
この瞬間がたまらない。

次の瞬間、今度はきつい目眩が。。。

いつの間にか正面に立っているバーテンが、
俺の顔を覗き込んでニヤっと笑った顔を
記憶の遠くの方で感じながら、
意識が透明になっていく。

両脇を誰かに支えられるようにしながら俺は記憶を失った。

青いうさぎ−4

2002年7月22日
ギィー。何とも無粋な音がする。

ドアをくぐると、またしても目眩。
なんともお疲れモード。

店内は薄暗く、中はカウンターだけの
10人そこそこでいっぱいになりそうな狭い店だ。
内装も滋味だし、花一つ、絵一枚掛かっていない。

「いらっしゃいませ。」

落ち着いた声が俺を迎え入れる。
カウンターには若いバーテンが一人。
物憂げな視線を投げかける。

「ん?どこかで会ったかな?」

また、独り言。いや。見覚えはない。

バーテンの視線を記憶の片隅に追いやりながら、
俺はカウンターの真ん中に腰掛ける。

以外にも奥に若い男客が二人座っている。
何を話すでもなくグラスを傾けている。

「何になさいますか?」

正面にやってきたバーテンは静かにオーダーをとる。

「ジンロック。」

俺のいつもの定番だ。

青いうさぎ−3

2002年7月21日
「はて、あんな所に路地なんかあったかな。」

何度も通っているはずなんだが、記憶にない気がする。

単に見過ごしていただけかもしれないが。

少々気になって、今ネコが入っていった路地を覗き込んだ。

なんてことはない路地だが、人一人がやっと通れそうな細い抜け道のようだ。

ほとんど真っ暗で、少し先に飲み屋だろうか小さなネオンが瞬いている。

「ショットバー ブルームーン」
「たまには違う店で飲んでみるか。」

俺は、珍しくそんな気になって狭い通路に足を踏み入れた。

一歩足を踏み入れた瞬間、軽い目眩を感じた。

やっぱり疲れているのだろうか。
素直に帰った方が良かったかな。

そんなことを考えながら、取り敢えず歩を進める。

先ほどのネコはどこにもいない。

店は何の変哲もない鋼鉄のドアだ。

「これじゃ客はいないだろうな。
ゆっくり飲めるかもしれんな。」

重い鉄のドアを引いてみる。

青いうさぎ−2

2002年7月20日
「ん?見慣れた風景のはずなんだが、なんだか違和感があるな。」

以前は、毎週末のように通っていた飲み屋への近道だ。

しばらくぶりのせいか変に違和感を感じる。

街行く人でにぎわっているはずのこの時間に
人影が見えないからだろうか。

俺は、セブンスターを取り出すと、
ジッポーで火を付ける。

このオイルの焼ける臭いがたまらない。

深く一息吸い込んで、ゆっくりと煙を吐き出した。

また、ゆっくりと歩き出すと、
物陰に隠れていた真っ白なネコが
のそっと顔を出して、
面倒くさげに視線を投げかける。

やがて、小走りに前を横切り、
細い路地の入り口付近でこちらを振り向くと、
意味ありげな視線を投げかける。

青いうさぎ−1

2002年7月19日
今日は久しぶりに仕事が早く終わった。

立て込んでた仕事が一段落したわけだが、
さすがにこの一週間はきつかった。

身体は睡眠を要求している。
しかし、一向に足は家路に向かわない。

確かに身体は疲れているのだが、神経が張りつめているせいか眠くはない。

「久々に一杯ひっかけるかな。」
一人つぶやく。

気だるい身体を引きずりながら夜の街を泳ぐように漂う。

いつもの見慣れた夜の街並み。
今日は、いやにネオンが眩しい。

変に青い光を放つ満月を横目に、ネオン街の路地をたゆたう。

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