鼓動−1

2002年9月9日
「ウィーン・・・」
エレベーターが5Fで停止した。

部屋番号を確認してドアの前に立つ。
何回かの経験はあるものの、やはり緊張する一瞬だ。

ドアを静かに引くと、音もなく開く。
部屋の中は真っ暗。

目が暗闇に慣れるのを待って、靴を脱ぎ部屋に上がる。
廊下を渡ると左手にドアを開けたままのベッドルームがあった。

暗闇の中に横たわる全裸の肢体が見える。
暗いながらも、競パンの跡がクッキリと浮かんだケツが
妙に艶めかしい。
身体に身につけた唯一のものは、スポーツタオルの目隠しだけ。

俺の心臓はバクバクと脈打ち、
下腹部のモノは痛いくらいテントを張っている。

静かに歩み寄り、ケツを撫でる。

続・青いうさぎ-34

2002年9月8日
その時、2人の頭の中に直接響く男の声。
暁と夕紀だ。

「気持ちよかったよ徹さん。正次さん。」
と暁。

「ありがとう。気持ちよかったよ。
これからも仲良くね。」
いたずらっぽく夕紀。

2人は俺達の中を取り持つためにあんなことを。。。

俺と徹は顔を見合わせる。

***

気だるい身体をベッドに横たえて2人は互いに温もりを感じていた。

窓の外には青い光を放つ月が中空に浮かんでいる。

目の錯覚か、2羽の青いウサギが手を振ったような気がした。

ベランダのドラセナが静かに風にそよいでいる。

      第2話  続・青いうさぎ  完

続・青いうさぎ-33

2002年9月7日
ふと気が付くと俺は自分の部屋のベッドで横たわっていた。
ただ、1人ではない。

俺のモノは俯せになった男のケツの中だ。
まだ、余韻が身体に残っている。
俺自身も大きさを保ったままだ。

俺に組み敷かれた男の顔を、恐る恐る覗き込む。
徹だった。

なんだか、狐につままれたような感じだ。
徹が吐息を漏らしながらこちらを見上げる。

「すごく気持ち良かった。」
そう言った徹の顔は満足げだった。

夢だったのだろうか。
最初から2人だけのセックスだったのだろうか。
しかし、俺と徹の身体の間には大量のザーメンが。

そして、ズルッと抜けた徹のケツからは
1人だけではない大量のザーメンが
トロトロとあふれだしてきた。

やはり夢ではなかったようだ。

続・青いうさぎ-32

2002年9月6日
「うっ。」

俺は、奥深くまで俺自身を突っ込むと
大量の白濁の液を徹の中に吐き出した。

と同時に、徹のマラは大きな弧を描きながら
ザーメンを2度3度飛ばす。

また、周りのヤツらが同時に徹の身体をめがけて
ザーメンをぶっ放した。

俺は、徹のケツに突っ込んだまま覆い被さると優しくささやいた。

「よかったぜ徹。
最高だ。」

突然、スポットライトが消えて、辺りは静かになる。

そして、2人の意識は遠のいていく。             

続・青いうさぎ-31

2002年9月5日
「すごい。。。気持ちいいよぉ。」
泣きそうな声でケツを振って答える徹。

可愛いヤツだ。
もっと虐めてやりたくなる。

徹のモノをケツにくわえ込んでいたヤツが、
雄叫びとともにガクッと果てた。
続いて徹がしゃぶり続けていた2人の男と、
周りで自分のマラをしごいていたヤツらの息づかいが早くなる。

俺も我慢の限界が近づいて来た。

「すごいぜ。いきそうだ。」
耳元にささやく。

「あぁ。もっと突いてくれよ正次さん。一緒にいきたい。」

可愛いヤツだ。
俺は、徹の腰を両手でしっかり掴むと、
具合のいいケツに俺自身を奥深くまでうずめる。

「もうだめだ。いくぞ徹。」

そう叫ぶと俺は、グチョグチョと卑猥な音をたてる徹のケツに、
これ以上ない早さでピストン運動を繰り返す。

続・青いうさぎ-30

2002年9月4日
「あぁ。いつにも増して気持ちいいぞ徹。」
俺は、徹の耳元でささやいた。

「えっ。」
聞き慣れた声に振り向く徹の顔に、戸惑いとも驚きとも、
そしてうれしさとも読める表情が浮かぶ。

「正次さん。ビックリした。いつから居たの。」
徹がハスキーな声で尋ねてくる。

「ずっと、見せてもらってたよ。」

「なんでここに。恥ずかしすぎるよ。こんなの。」
徹は泣きそうな顔をする。

「そんなことはないよ。
すまなかったないい年して意地なんかはって。」
俺は、素直に徹に謝った。

「俺こそごめん。」

そんな会話を交わしながら、執拗に腰を使い続ける。
ときに激しくピストン運動。
ときに円を描くように。

「あぁぁぁぁ。」
徹はためらいもせず歓喜の叫びをあげる。

続・青いうさぎ-29

2002年9月3日
ちょうどその時、夕紀のすぐ後、
徹に挿入したヤツが雄叫びとともに果てた。

俺は、すかさず徹の後ろにまわると、
痛いほどに膨らんだ俺自身を徹のケツにあてがう。
久しぶりの徹のケツだ。

徹は、腰をくねらせると自ら俺自身をくわえ込んで行く。
先の2人が白濁の液をそそぎ込んだ徹のケツは難なく俺を呑み込む。

「ウッ。」

2人に廻された後だというのに、
この心地よい締め具合がたまらない。
いつ突っ込んでも気持ちいいケツだ。

俺は、いきそうになるのを必死で我慢しながら
腰を使い、徹の乳首をひねり上げる。

「あん。」
卑猥な鼻にかかった声で答える徹。

こいつは、今俺に犯られているとは気づいていないはずだ。
ちょっとした行き違いで、疎遠になっていた俺達だが、
そんなことはどこかへ吹っ飛んでいっちまった。

続・青いうさぎ-28

2002年9月2日
俺の逸物は固さを増している。
あまりに凄い光景が眼前に広がる。

6人の男達に弄ばれる徹を見て、俺はいつにない欲情を覚えた。
俺も参加したい。

しかし、両手両脚は鎖につながれたままだ。
すると、一人の男が俺に近づいて来た。
今、徹の口の中に果てたばかりの暁だ。

「参加したいんだね。」

「あぁ。頼む。俺を自由にしてくれ。」

俺は目の前で繰り広げられる光景に目を奪われながら暁に頼んだ。
暁は、頷くと四肢の戒めを解き放ってくれた。

「さぁ。」
暁が軽く俺を押し出す。

俺は、服を脱ぎ捨てるのももどかしく、
素っ裸になると徹のそばに近づく。

徹は、快感を身体全体で表現しながら、
懸命に2人のモノをしゃぶり続けている。

続・青いうさぎ-27

2002年9月1日
鎖につながれた俺は徐々に身体の自由がきき始める。

奥のドアに消えた暁と夕紀が、しばらくすると再びドアに現れた。
ドアの向こうの光のせいで、シルエットだけしか解らない。

2人は間に違う男を抱えるようにしながら、
俺から少し離れた床にそいつを横たえた。
その周りでうごめく男達。

今わかった。
あの小さな赤い光は、こいつらの目だったのだ。
そして、天井からの暖かい光が横たわった男を浮かび上がらせる。

「あっ。」

その男とは徹だった。
夕紀に後ろから抱きかかえられながら恍惚の表情を浮かべる徹。

股間には、別の男がうずくまる。
暁が股間を徹の口元に差し出す。

上目遣いに暁を見上げながら、徹はそれを美味そうに頬張る。

俺は、無性にジェラシーを感じてしまう。

続・青いうさぎ-25

2002年8月31日
「うぅぅ。」
そう叫びながら、激しく夕紀の腰が俺のケツにぶつかる。

ビタンビタン。

「あぁぁ。」
さらに激しさを増すと、夕紀は痙攣するように俺の中に果てた。

「ほら。余韻に浸ってる暇はないぞ。代われよ。」
そう言うが早いか、次の男が「ズボッ」っという
勢いで突っ込んでくる。

「ヒッ」
思わず悲鳴が喉をならす。
と同時に、暁が腰を激しく動かすと、
喉に白濁の液を流し込んだ。

「グフッ」
俺は、むせながらも、暁のモノから
ほとばしり出る液体を飲み込んだ。

「ズルッ」っとでかいモノが引きずり出されると、
2本の逸物が俺の前に差し出される。

両方を口に頬張ることは無理だ。

続・青いうさぎ-24

2002年8月30日
「あぅ。」
暁のモノをくわえたまま、くぐもった声が口をつく。

「あぁ。気持ちいい。」
ゆっくりピストン運動する夕紀。

暁もつられて、喉の奥にモノを付き入れる。

チュバチュバ。
グチュグチュ。

淫猥な音が部屋にこだまする。

激しく腰を使い始めた夕紀がささやく。
「あぁ。気持ち良すぎる。」

俺も、腰をくねらせながら、必死に暁のモノを口でしごく。
気を失いそうに気持ちいい。

腰を使い、俺に覆い被さりながら夕紀が、耳元でささやいた。
「徹さん。
すごく気持ちいい。すぐいっちゃいそうだ。」

「何回でもいっていいぞ。」
暁が上から、夕紀に声をかける。
「これだけの男が徹の身体を狙ってるんだからな。」

「次の順番を待ってる間に回復するさ。」
サイドから別の声がする。

続・青いうさぎ-23

2002年8月29日
後ろから夕紀は、なおも乳首に刺激を与える。

俺は、3人に同時に責められながら快感の海に身をゆだねる。

周りでかがみ込んで、様子をうかがう人の気配がする。

そして、同時に三方から手が伸び、俺の身体をまさぐる。

暁が俺の口から逸物を引きずり出すと、
俺の腰を持って立たせようとする。
俺はゆっくり立ち上がる。

両側から脚を引っ張られ、大きく脚を開いて、前のめりになる。

乳首を、両脚を、脇腹ををいくつもの手がうごめく。

俺のビンビンのモノはバーテンにくわえられたままで、
秘口には舌がはい回る。

俺の眼前には、暁のモノが起立している。
俺は、迷わずそれを口に含む。

なんだか凄すぎる。
俺は、今6人の男に責められているんだ。
身体が痺れんばかりの快感に、溶けてしまいそうだ。

俺のケツをもてあそんでいた夕紀が立ち上がると、
ヤツの逸物をあてがう。

ヌルっとした感触とともに、ヤツのモノが俺の中に一杯になる。

続・青いうさぎ-22

2002年8月28日
「もっといるのか?」
戸惑いながら聞き返す。

「そう。俺の他に5人と1人。」

「え?俺以外に7人も?」
少し身を固くしながら、夕紀を振り返った。

「心配ないよ。気持ちいいことするだけだから。」

いきなり、俺の逸物を生暖かいものが包み込む。
先程のバーテンのようだ。

俺は7人もの男に廻されるのだろうか。
さすがにきついような気もするが、身体は反応を始める。

夕紀は、耳たぶを軽く噛みながら、両手で乳首を刺激する。

「あぁ。」
思わず洩れるため息。

俺の股間に顔をうずめてしゃぶるバーテンを跨ぐように、
暁が仁王立ちになると、股間の逸物が眼前でビクンと跳ねる。

暁の顔を上目遣いに見ながら、モノに口づけする。

暁の身体がピクンと痙攣する。
そして、俺が口に含むと、ヤツはゆっくり腰を前後する。

続・青いうさぎ-21

2002年8月27日
「今日も楽しもうね。さあ。行こう。」
そう言うと、自由にならない俺の身体を、
両脇から抱きかかえるようにしながら、ドアをくぐった。

強い目眩がする。
部屋の中は真っ暗だ。
赤い小さなランプのようなものがいくつも漂っている。

しばらくして、床に寝かされる。
ふかふかのカーペットだ。
身体が沈むような心地よい感触。

すると、天井から弱い光が俺の身体にスポットライトをあてる。
いきなりきつい演出。
身体の痺れが、徐々に遠のいていく。

俺は、まだ完全に自由にならない身体を支えながら
上半身を起きあがらせる。

周りには、人のいる気配がする。

突然、背後に気配が。。。
後ろから抱きかかえられて、耳元に吐息がかかる。

俺は、思わず身震いした。

「ねぇ。今日は、3人じゃないんだよ。」
夕紀らしい声がする。

続・青いうさぎ-20

2002年8月26日
「しかし、そんなはずが。。。」

「本当に、太郎と次郎なのか。」
ろれつの回らない重い口で尋ねる。

「そうだよ。
この身体のとき、俺は夕紀って呼ばれてるけど。」

「そう。俺は太郎だよ。
俺もこの身体のときは暁って呼ばれてる。」
二人は、懐かしそうに身体をすり寄せてくる。

「そうか。」

「この間はありがとう。夢かと思ったんだが。」
俺は、あの時のことを思い出しながら答える。

「気持ち良かったよね。この間は。」
やはり、俺の心を読んで答える。

「徹さんの部屋では、ずっと、かごの中から覗いていたもの。
他の男に組み敷かれているのを。」
夕紀がポツリと言う。

俺は、顔が火照るのを感じながら、うつむいた。

続・青いうさぎ-19

2002年8月25日
今度は、目眩はしない。
俺は、失望を隠しながら、ジンをチビリチビリやった。
そして、徐々に身体が痺れ始める。

「酔ったかな。」
いや、違う。酔いとは異なる感覚。
少しずつ身体の自由がきかなくなる。

覚悟していたとはいえ、やはり焦る。

すると、奥の小さなドアが開いた。
あんな所にドアがあったっけ?

ドアの向こうから、裸の二人の男が近づいてくる。
ヤツらだ。

二人は、俺の両脇を抱えると、椅子から立ち上がらせる。
そして、耳元で、ヤツがささやく。
「また、会えたね。徹さん。
今日も存分に楽しもうね。」

俺は、痺れた身体を預けながら、やっとのことで聞き返す。
「君たちはいったい。。。」

「もう、解ってるんでしょ。」
ヤツは、あのいたずらっぽい口調でささやく。

続・青いうさぎ-18

2002年8月24日
通路の奥に「ショットバー ブルームーン」のネオン。

激しい動悸が身体を駆け抜ける。
はやる気持ちを抑えて、ゆっくりと通路に入る。

あの軽い目眩。同じだ。
そして、鋼鉄のドア。
バクバクする心臓を押さえながらドアを引く。
また、軽い目眩。

「いらっしゃいませ。お待ちしてました。」
同じバーテンがにっこり微笑む。

「ありがとう。」
俺は、前と同じ席に着く。

「ジンロックですね。」
バーテンは手際よく氷を削り始める。

あの時とまったく同じシチュエーション。
ただ、違うのは奥に座っていた二人の男がいないこと。
少し、がっかりしながら俺は、ジンを喉に流し込んだ。

鼻にジンの香りが広がり、喉が熱くなる。

続・青いうさぎ-17

2002年8月23日
「たまには、飲んで帰るかな。」
俺は、足早にネオン街へと向かう。

あれから1ヶ月。身体の火照りは残ったままだ。
通い慣れた夜の街角で立ち止まり、
セブンスターを取り出した。

両手でジッポーを包み込むとタバコに火を付けた。
中空に浮かぶ月が、青い光を投げかけている。

「ん。この感覚。。。」
夜の雑踏が、彼方に遠ざかる。

「もしかすると。」
やはり。。。
あの通路があった。
この、1ヶ月あの体験が忘れられず、
ちょくちょく前を通っていたのだ。

ついに、この瞬間。

俺は、慎重に通路を覗く。

続・青いうさぎ-16

2002年8月22日
「身体は正直だよね。」
夕紀が耳元でささやく。

こんな暗闇で、触りもせずどうして解るんだ。
俺の冷静な部分が、思わず突っ込みを入れる。

「俺達はそう言うこと臭いで解るんだよ。」
今度は、暁が耳元でささやく。

「覚悟はいいようだね。
じゃあ。存分に楽しもうぜ。」
暁が再びささやく。

そう言われても、スケベ心よりも恐怖が先に立つ。
俺のマラも、そう思うと力無くしぼんでしまった。

「何もとって食おうって訳じゃないんだからさ。
リラックスしてよ。」

「無茶はしないからさ。フフ。」
意味ありげに笑うと、夕紀は楽しそうだ。

そうして、俺から離れていった。

続・青いうさぎ-15

2002年8月21日
ほとんど瞬間で、75階に到達しドアが開く。
外は真っ暗で何も見えない。
赤い小さなランプのようなものがたくさん漂っている。

少し歩いて立ち止まった二人は、ごそごそと何かをしている。
そして、手錠のようなものが俺の両手首にかけられ、
天井からつるされた鎖に引っ掛けられたようだ。
立っている分には問題ないが、座ることはできない。

身体の痺れが徐々に遠ざかって行く。
完全に自由になる前に、両足首にも手錠がかけられ、
床のワッカに引っ掛けられる。
これで、俺は完全に自由を失ったわけだ。

徐々に目が慣れてくると、周りに人らしい影が
たくさんうごめいているのが解る。
どれも、裸の男。

5〜6人はいるようだ。
これまた、暁や夕紀に負けず、美しい裸体をさらしている。

こんな状況にあるにも関わらず、
俺のマラは体積を増し始める。

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