ドリームツアー(秋)−2
2004年8月26日旅行当日、俺は指定されたとある駅に降り立った。
地図では、駅から徒歩10分の場所にツアーデスクがあるようだ。
俺は荷物を足下に置くと、信州の透明な空気を肺一杯に吸い込んだ。
大阪の濁った空気とは全く異なる。
これが同じ地球上の空気なのかと疑いたくなる。
これから始まるであろう謎に満ちたツアー企画に胸を躍らせながら
俺は少し早足でツアーデスクに向かう。
駅とは少し離れた裏びれた地区に建つペンシルビルの2階にそれはあった。
「信州トラベル」いかにも安直な命名だ。
あまりに疲れたビルの様子に少なからず不安を抱きながらも
ここまで来た以上、引き返すわけにも行かず、
俺は勇気を出して一歩を踏み出す。
「こんにちは」
「いらっしゃいませ。」
店員らしい顔立ちのハッキリした若い男が
営業スマイルを張り付けながら会釈した。
「DTGMツアーに応募したものなんですが。」
「は?」
店員が小首を傾げる。
「この手紙にこちらへ来るようにって。。。」
「拝見できますか?」
いきなりトラブルか?
俺は嫌な予感を必死で抑えながら、案内を差し出す。
地図では、駅から徒歩10分の場所にツアーデスクがあるようだ。
俺は荷物を足下に置くと、信州の透明な空気を肺一杯に吸い込んだ。
大阪の濁った空気とは全く異なる。
これが同じ地球上の空気なのかと疑いたくなる。
これから始まるであろう謎に満ちたツアー企画に胸を躍らせながら
俺は少し早足でツアーデスクに向かう。
駅とは少し離れた裏びれた地区に建つペンシルビルの2階にそれはあった。
「信州トラベル」いかにも安直な命名だ。
あまりに疲れたビルの様子に少なからず不安を抱きながらも
ここまで来た以上、引き返すわけにも行かず、
俺は勇気を出して一歩を踏み出す。
「こんにちは」
「いらっしゃいませ。」
店員らしい顔立ちのハッキリした若い男が
営業スマイルを張り付けながら会釈した。
「DTGMツアーに応募したものなんですが。」
「は?」
店員が小首を傾げる。
「この手紙にこちらへ来るようにって。。。」
「拝見できますか?」
いきなりトラブルか?
俺は嫌な予感を必死で抑えながら、案内を差し出す。
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