忍び寄る影−22

2004年8月19日
あれから3週間が過ぎた。
できれば、このまま連絡がないことを祈っていた土曜日の夜、メールが届いた。

  送信者 :
  宛 先 :
  CC  :
  送信日時 : 2001年10月20日 00:10
  件 名 : 最後の命令だ
最後の指示を伝える。
携帯で連絡する時間は今日の2時だ。
まず、シャワーを浴び、ケツも綺麗に洗え。
そして、ボロ布を着て、アイマスクをしてウォークマンで音楽でも聴いていろ。
携帯はバイブモードにして手に持ち、待機するんだ。
少なくとも準備は2時10分前に終えておくこと。
連絡があるまで、リビングで正座して待っていろ。

今回は、もう一つ要領を得ない内容だった。
しかし、これが本当なら今回が最後だ。
嫌な予感はするが、部屋の鍵は掛けてあるし、
指示通りにアイマスクとウォークマンを着けてリビングに正座した。

音楽は耳に入らず、心臓の鼓動だけが頭の中でこだましていた。
最初はコンビニで露出、2度目がファミレスで露出、3度目が公園で露出、
そして、4度目が河川敷で口マン処理、5度目は一体何をさせられるのか。
それぞれのシーンがつい先程のことのように思い出される。
頭と身体に焼き付いたイメージが、
何も見えないはずの瞼へスライドのように映し出される。

小さな競パンの跡が目映いケツが短パンからこぼれている。
穴だらけのTシャツからは菱形をしたロープの編み目が覗いている。
ケツでうごめくバイブがクローズアップされた。
ロープが擦れ、紅く染まった乳首は隆起し、
ビクビクと震えるマラからは透明な先走りが糸を引いていた。
嘲りと蔑みの表情を浮かべた男達が、マラを扱きながら取り囲む。
口々に聞くに堪えない罵声を浴びせながら、
獲物に飛びかかろうとする肉食獣のように周囲を徘徊する。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索