忍び寄る影−17

2004年8月14日
グチュグチュ、ピシッパシッ。

「あぅあぁぁ。あぅあぅ。」
しかし、逃れようと身体をくねらせる剛の中心は、腹に付かんばかりに反り返っていた。
「たまらん変態やのぉ。おらおらおら!」
口を犯し、ケツにムチの荒らしが舞う。
幾度となく打たれたケツタブは、真っ赤に染まっている。

「おら!いくぞ!口マンコに種付けするぞ!」
男は、剛の頭を両手で固定して、激しく腰を前後させた。
「おぉ。いくいくいく。」
そうして、順番に3人の男達が剛の口の中に果てた。
満足した男達は、口々に罵声をあびせながら去っていった。

「夜はこれからやからな、他のヤツに存分に遊んでもらえ。変態。」
「また、犯られたなったら呼べよ。いつでも犯したるぞ。」
「今度はケツ犯らせろよな。ええ声で鳴くんやろ?ははは。」

男達が去った後に、別の2人組が近づいてきた。
男の一人が無言で、後ろ手に縛られたロープを解いてくれる。
助かったと思ったのは一瞬で、その男はロープの端を首に巻くと、
「公園でも散歩しようや。変態犬よ。」
そう言って、剛を無理矢理引っ張った。
「それはいいや。夜の散歩ってとこやな。」
剛が立ち上がろうとすると、手に持ったロープで背中を打ち、
「誰が後ろ足で立てと言った?おまえは犬なんやろ?」
四つ足で歩くことを強要する。
剛は唇を強く噛みしめ、どうしてこんな目に遭わなければいけないのか思い悩んだ。
さすがにマラは萎んでいる。
同類とはいえ、公園内にたむろする男達の好奇の目に晒されながら散歩は続く。

「すげぇ。変態が散歩してるよ。」
「よくあんな格好ができるよな。」
「でも、ええ身体してんなぁ。突っ込みたなるプリプリしたケツ振っとんでぇ。」
「あんな変態やったらいつでも、さしてくれんちゃうか?」
聞こえよがしに男達のあざ笑いが剛に降り注ぐ。
泣きたくなるほど自分が哀れで情けなかった。

ちょうど一周して、元の場所に戻ったとき、短パンの中の携帯が鳴った。
剛は、アイマスクを外し、ボロ布を掴むとそのままの格好でプール近くの木陰まで走った。
急いで服を身につけ、首のロープを外すと、
公園を飛び出し、タクシーに向かって手を挙げた。

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