忍び寄る影−6
2004年8月3日コンビニの明るいライトの下に、ほとんど素っ裸をさらさなければならない。
店員や数人いる客は、変態を見る目で眺めるだろう。
もしかしたら目を逸らすかも知れない、
だが、破廉恥きわまりない格好の男を驚いた顔で盗み見ることになるのは確かだろう。
制限時間の3分が近づいている。
剛は意を決して、コンビニに入ると、
床を睨みつけるように下を向いたまま、商品棚の間をゆっくりと徘徊する。
心臓がバクバクと大きな鼓動を打ち、羞恥で耳まで真っ赤になっている。
驚きを隠せない店員や客達は、剛の動きを目で追い続け、興味津々に見入っていた。
弁当を物色していた若いカップルが、卑猥な姿の男を指さし、
ヒソヒソと何事かを囁きあっている。
剛はレジの前を通るたびに、キャッシャーの時間表示を確かめ、
ひたすら早く10分が経過してくれることを念じていた。
そして、10分きっかりで、奥にある冷蔵庫の扉を開けた。
何でも良いから一番下から缶を取り出さなければならない。
ただ、その時の格好が問題だ。
両足を曲げることなく突っ張ったままで、身体を2つに折り畳んで取り出さねばならない。
穴が開いた半ケツ状態の短パンを履いて、
そんなことをすればケツの穴まで丸見えになるかも知れない。
店内にいる人間の視線が気になって仕方ないが、
一刻も早くこの場を去ることが今は重要だ。
店員や数人いる客は、変態を見る目で眺めるだろう。
もしかしたら目を逸らすかも知れない、
だが、破廉恥きわまりない格好の男を驚いた顔で盗み見ることになるのは確かだろう。
制限時間の3分が近づいている。
剛は意を決して、コンビニに入ると、
床を睨みつけるように下を向いたまま、商品棚の間をゆっくりと徘徊する。
心臓がバクバクと大きな鼓動を打ち、羞恥で耳まで真っ赤になっている。
驚きを隠せない店員や客達は、剛の動きを目で追い続け、興味津々に見入っていた。
弁当を物色していた若いカップルが、卑猥な姿の男を指さし、
ヒソヒソと何事かを囁きあっている。
剛はレジの前を通るたびに、キャッシャーの時間表示を確かめ、
ひたすら早く10分が経過してくれることを念じていた。
そして、10分きっかりで、奥にある冷蔵庫の扉を開けた。
何でも良いから一番下から缶を取り出さなければならない。
ただ、その時の格好が問題だ。
両足を曲げることなく突っ張ったままで、身体を2つに折り畳んで取り出さねばならない。
穴が開いた半ケツ状態の短パンを履いて、
そんなことをすればケツの穴まで丸見えになるかも知れない。
店内にいる人間の視線が気になって仕方ないが、
一刻も早くこの場を去ることが今は重要だ。
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