忍び寄る影−4

2004年8月1日
次に、素肌にそれらを身に着け、ここから歩いて15分は掛かるコンビニに
缶コーヒーを買いに行けというものだった。
彼は言葉もなく、ただただ凍り付くしかなかった。

「そんな恥ずかしいまねが出きるわけがないだろう?」
「ソコデ、ハズカシイコトヲ、シテルノハ、ダレカネ。
 イッコウニ、オレハ、コマランガ、コトワレバ、キミガ、コマルダケダ。」
「どうするつもりだ?」
脅しの常套手段であるが、家族や大学などの友人、知人に画像をばらまく、
町中にポスターを貼るといったものだった。

また、ネットにはインターネットカフェを点々としながらアクセスしており、
警察でさえ犯人を特定するのは難しいだろうと言う。
剛の行動は逐一把握しており、もし警察などに通報した場合、
画像がどのようにばらまかれるか保障はしないと。
社会性を無視しない限り、彼にできることは命令に従うことだけだった。

「オワカリカネ?
 ナラバ、イマスグニ、ヘヤヲ、デタマエ。」
彼は羞恥に頬を染めながら、素っ裸になってぼろぼろのTシャツとジーンズを身に着けた。
怒りと恐怖で身体の震えが止まらない。
大きく開いたTシャツの穴からは、鍛え抜かれた彼の胸筋と緊張に震える乳首が、
ほとんどビキニと言って良いくらい、切りつめられたジーンズの短パンからは、
真っ黒に日焼けした筋肉質な長い脚が伸びている。
また、半ケツ状態であることから、後ろから見れば小さな競パンの跡がはっきりと分かる。

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