白砂のあえぎ−41

2004年2月22日
ドアを開け放ち玄関口に立って、辰巳を犯し始める。
半分身体を外に出すような形になって、辰巳は焦った。
深夜とはいえ、こんなところを近所に目撃されたら終わりだ。

なんとか部屋に入ろうとする辰巳を、逆に押し出す結城。
ついに廊下に出て、鉄製の柵に辰巳を押しつけるようにして犯し始める。
気が気ではない辰巳を余所に、結城は狂ったように腰を振っている。

 「淫乱な姿をご近所に見てもらえよ。先輩。
 気持ちいいんだろう?鳴けよ!鳴いてみろ!」
「どうしたんだ?結城。勘弁してくれ。」
 「先輩は俺の性処理道具なんだろう?
 俺のやりたいように犯すだけさ。
 ほら。もっと腰振れよ。俺のマラを感じてみろ。」
辰巳の懇願を意に介せず、結城は廊下で犯し続ける。

表の道路でバイクが通過した。
こんな時間にこんな場所で、
男同士のセックスをしているなど知らないドライバーは、何も知らずに通り過ぎる。

しかし、廊下に裸身を晒し、男にケツを犯されている辰巳は別だ。
心臓が止まりそうになるくらい驚いた。
脚が萎え、その場にしゃがみ込んでしまった。
マラが外れ、鷲掴みにされたまま身体が仰け反る。

 「根性ねぇな。先輩。」
結城は辰巳を振り向かせると再び口にマラをねじ込んだ。

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