白砂のあえぎ−33

2004年2月14日
辰巳は小刻みに震え身悶える結城を楽しむように舌を這わせた。
尻の割れ目に顔を突っ込み、窄めた舌先で蕾をつつく。
と同時に素早く衣服を脱ぎ、素っ裸になっていく。

ケツを突きだした恥ずかしい格好でありながらも、
結城はあまりの気持ちよさに顔をベッドに押し当てて、
くぐもった喘ぎ声を洩らしている。
この次に来るかも知れない刺激に緊張して、結城は身体を硬くしていた。
しかし、辰巳は執拗な舌責めだけでそれ以上は進まない。

初めての男にいきなりケツを犯られるショックは辰巳が良く承知している。
ゆっくりとゆっくりと慣らしていくのだ。
下腹部に手をまわすと爆発しそうなほど怒張したマラの先は、
止め処なく溢れる先走りで濡れていた。
先走りをすくい上げ掌で亀頭をなで回してやると、
結城の喘ぎ声は隣に聞こえそうなくらい大きくなった。

聞こえたときはその時だ。
どうせ言葉の意味が分かるほど明確には聞こえないのだから。
聞こえたとしても女と一発やってるくらいに思うだろう。
辰巳はケツの舌責めと、掌の亀頭責めを同時に行いながら
己のマラからも透明な先走りが溢れ出し、
畳に垂れ落ちるのを感じた。
ケツをあげ続けるのも耐えられないと言うほどに、
結城の身体が波打つ。

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