白砂のあえぎ−31

2004年2月12日
隣の部屋のテレビの音が聞こえるアパートなのだ。
大きな声で喘いだのでは聞こえてしまうかもしれない。
声を押し殺して身体を捩る結城は、この上なくセクシーで、
辰巳は触れもせずジーンズの中で果てそうだった。

 「先輩。。。」
結城は切なそうな声で訴えかける。
しかし、辰巳はその訴えを無視する。
相変わらず周辺部分を徹底的に責め立てた。

 「先輩。。。お願いです。。。この間みたいに。。。」
消え入りそうな声で結城は懇願した。

「どうして欲しいんだ?言ってみろよ。」
平然と辰巳は聞き返した。
こうして精神的な主導権を握り、獲物の手綱を引き絞る。

 「しゃぶって。。。欲しい。。。です。」
「どこを?」
 「。。。」
「言わなきゃ分からんだろうが。」
当然、何を言っているのか分かっているが、これも駆け引きだ。

「どこをどうして欲しいんだ?」
 「僕の。。。僕のものを。。。しゃぶって。。。欲しい。。。です。」
結城は目を反らせて布団を睨み付けながらやっとのことで言った。
辰巳はにんまりと笑みを浮かべ、
結城のマラをくわえ込んだ。

 「はぅ。あぁぁぁ。」
焦らされた刺激は、より以上に快感を呼ぶ。

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