白砂のあえぎ−30

2004年2月11日
辰巳はトランクスを引っ張り上げて股の付け根に舌を這わせた。

 「はぅ。」
結城の全身に力が入る。
股を締めようとする結城を無視して、
辰巳は反対に両股を押し広げた。
盛り上がった脹ら脛がセクシーで、辰巳は緊張した筋肉に舌を這わせた。
ビクビクと結城の身体が反応し、快感を味わっていることを物語る。

辰巳は素早く結城のトランクスを引き抜いた。
下半身を晒し、大股を開いた結城は、
日の陰った部屋の中でも分かるくらい朱に染まった。
本当は部屋の電気を点けて、綺麗な結城の身体を観察したい辰巳であったが、
さすがに結城は抵抗するだろうことを知っていた。
ほとんど色彩のない明暗だけのモノクロームの世界。

しかし、それが必要以上に淫靡で退廃した雰囲気を醸し出す。
暗い茂みに屹立するものを辰巳は眺めた。
感慨とともに。
大振りの玉に舌を這わせ、玉の裏の蟻の戸渡りを舐め上げてやると、
 「はぅ。あぁぁぁ。」
結城は身体を捩らせて身悶えた。

玉の付け根と、蟻の戸渡り、亀頭の裏が男の急所だ。
ここに舌を這わせて感じないヤツは少ない。
最も敏感な亀頭には刺激を与えず、
焦らしに焦らして周辺を責め立てる。
我慢しきれなくなって舐めてくれと言うまでは。
切羽詰まったような結城の吐息だけが狭い部屋に響いた。

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