白砂のあえぎ−23

2004年2月4日
歯を食いしばり、痛みに耐える辰巳を気遣い、神林はじっとしている。
辰巳の身体のラインに合わせて、指先で肌をなぞり、
敏感な部分に集中的な愛撫をくわえる。
眉間に寄った皺が緩みつつあるのを見て、神林は辰巳のマラを扱いた。

「あぁ。」
辰巳の口から吐息が漏れる。

神林は辰巳の手を取り、結合部に誘導した。
少し拒んだ辰巳であったが、恐る恐る指先で神林のマラを探り、
根本から先の方へとずらしながら、それが己の中に入っているのを確かめる。
困惑した表情の辰巳は目を逸らした。

 「どうだ?痛みは。」
その言葉にピクリと反応した辰巳は、考える風にしながらゆっくりと頷いた。
辰巳のマラを扱き上げつつ、神林は腰を引き、押し入れる。

 「痛いか?」
神林の問いに辰巳は答えた。
「痛くはないっすけど、何だかよく分からないっす。
 気持ちいいのかどうか。。。」
 「そりゃそうだろ。いきなり気持ちいいて腰ふられてもなぁ。。。」
神林は苦笑する。
辰巳は顔を朱に染め、目を閉じる。

 「ほんと。可愛いな。おまえ。」
神林はしみじみと言った。

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