白砂のあえぎ−21

2004年2月2日
神林は顔に笑みを張り付け、再びモノを含んだ。
舌を小刻みに動かし、亀頭の裏を刺激する。
口の中の粘膜を総動員して辰巳のモノを擦りあげた。
我知らず辰巳の身体が仰け反った。

今までに経験したことのない快感に辰巳の頭は朦朧としていた。
下半身が熱くなりとろけるように力が抜けていく。
膝が笑い立っていることが辛くなり始めていた。
その瞬間、ヌルリとした感触がケツに走った。
神林の指が辰巳の中に入っている。

『いつの間に。。。』

呆気にとられる辰巳だったが股間の快感が全身を満たし、抵抗できない。
上目遣いに辰巳の目を見た神林は、ニヤリと笑った。

『嵌められた。。。』

しかし、辰巳は抵抗できずにいた。
あれ程、嫌悪した行為なのに、今は痛みを感じないでいる。
それよりも快感に翻弄され、抵抗さえできずにいる。
奥深くまで挿入された指が、フェラチオをする舌の動きと同調する。
予想もしなかった快感が辰巳の身体を震えさせた。
緩慢な動作で指が前後し、指先がクリクリとモノの裏側を刺激した。

「はう。」
辰巳は思わず喘ぎ声を洩らしてしまった。
もう片方の手に誘われて腰を落とし蹲踞した。

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