白砂のあえぎ−7

2004年1月19日
手が届きそうな所まで近づいた結城の腰を掴み、一気に引き寄せた。
バランスを崩しそうになった結城が辰巳の肩に両手をついた。
辰巳の目の前には結城のモノがぶら下がっている。
結城の目をゆっくりと見上げながら、辰巳は微笑んだ。
結城が応えて微笑むものの、その笑顔は引きつっている。

片手を結城のモノにあてがい、辰巳は先端を頬張った。
突然のことに腰を引こうとする結城だったが、
尻をがっちりと抱え込んだ辰巳は離さない。
柔らかい感触を口の中で楽しみながら、若い雄の臭いを感じていた。
青臭い噎せ返るような臭いが鼻孔を抜ける。
冷たくて少し塩っぽい味が舌に広がった。

困惑した結城の顔が目の端で見て取れる。
しかし、ここまで来た以上、手放す訳にはいかない。
もぞもぞと口を動かし結城のモノを全て口の中に収める。
まだ女を知らないだろう若い触覚を辰巳は味わった。

やはり俺には捨てられないと強く感じる辰巳であった。
舌の上で転がし、口の粘膜で大切に扱いてやると、
結城のモノは徐々に大きさを増し始める。
悲しいかな若い男の性なのか。
心は拒んでいても身体が勝手に反応を示す。

尻の筋肉が硬直した。
膨らみ始めたモノは勢い硬度を増し、辰巳の口から溢れる。
先程までは根本まで飲み込んでいたモノが、
勃起とともに容積を増して収まらなくなってしまった。
予想以上の大きさに、辰巳は感心半分、喜び半分で感極まってしまった。

両手で結城の滑らかな尻を撫でながら、
今や口の中に収まらなくなったモノに奉仕する。
久しぶりの本物のモノに辰巳は興奮していた。
果てたばかりの己のモノも完全に復活していた。

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