溺れる魚−39

2004年1月1日
ステージ上に設けられた電光掲示板には、忙しく変わる数字が表示された。
金額はあっという間に、200万円を超える。
最終的には、450万円の値が付いた。
次点の440万円、及び435万円の客が座る座席に赤いランプが点灯した。

ランプが灯っている3名は喜々としてステージに上がった。
最高値を付けたのは以外にも若い男だった。
年の頃は20代後半だろうか。
次点の男は40代半ば、そして、50代後半らしい男達が俊幸の周りに屯した。

ご自由にご賞味下さいとのアナウンスに導かれて、
男達はそれぞれの行動に移った。
若い男は以外にも俊幸の口の中に指を突っ込んでいる。
俊幸は、いかにも上手そうに指をしゃぶった。
目隠しをしたままでも、その恍惚とした表情が伺える。

残りの2人は、全身をさするように手を動かし、最終的にはマラとケツに手を伸ばす。
俊幸は身悶え、発情した雌の臭いを発散させていた。
男の一人が俊幸のマラにしゃぶりつく。
すっぽりと口に含み、頭を振って若い男のマラを味わっているようだった。

もう1人の男は、我慢できないと見えて、ズボンのファスナーを下ろして、
グロテスクなマラを引きずり出した。
さして、大きくもないマラではあったが、興奮を示すように完全勃起状態だ。
場内の視線も忘れ、ただ、若い男のケツを犯すことしか頭にないようだった。

用意されたオイルを自分マラと俊幸のケツに塗りたくり、
乱暴に突っ込もうとする。
俊幸は抗うことなく男達のされるがままに身をまかせていた。
若い男は平然と俊幸の口を指で犯している。
涎を垂らしながら俊幸は指をしゃぶり続ける。
こうなると、直接的な接合よりも、
指をしゃぶらせる男と、恍惚として指をしゃぶる男の方が妙に卑猥であったかもしれない。

俊幸のケツにマラを突っ込んだ男は呆気なく果ててしまう。
余りのあっけなさに忌々しげでもあったが、俊幸のケツの具合を気に入ったようであった。
1週間の禁欲生活を余儀なくされていた俊幸の最後も早かった。
全身を震わせるようにして、俊幸は男の口に白濁の液をぶちまけた。
男は満足したように若いエキスを飲み込んだ。

・・・・・
味見は終了したもようですので、最終の競りを行わせて頂きます。
先程の終値450万円からお願いします。

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