溺れる魚−23

2003年12月15日
火照る身体を持て余し、シャワーを浴びることにした。
しかし、水を浴びたところで身体の火照りは静まらず、逆に身体が燃えるように熱い。

今までの俺は、訳の分からない薬品を投与されて狂っていただけなのだと、
自分に言い聞かせても身体は言うことを聞かない。
破裂しそうなくらい膨張し、張り付いた血管がドクドクと脈打っていた。
その息づく脈は、マラの根本、つまりケツにまで拡がっていた。

「突っ込まれたい。。。マラを突っ込まれて犯されたい。。。」
俺は独り言を呟いていた。

ふらふらとドアへと向かう。
唯一つしかないドアは施錠されていなかった。
ドアを開けると真っ暗な研究室で、
機器のランプと静かな作動音だけが闇に横たわっていた。

廊下側のドアから外の明かりが漏れていた。
俺はそのドアを開けようとしたが、そこは施錠されており、
開錠する方法が分からなかった。
ドアノブをガタガタやっていると外のセキュリティがくぐもった声で答える。

 「どうした?」
「あの。何だか苦しくって。。。」
 「責任者を呼ぶから待ってなさい。」
「お願いです。開けて下さい。
 外に出ちゃいけないのなら出ませんから、中に入ってきて下さい。」
 「連絡するから待ってなさい。」
「あぁぁぁぁぁ。」
俺はその場所にしゃがみ込み悶え苦しんだ。

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