溺れる魚−14

2003年12月6日
 「おはよう。こちらへ。」
俺は、彼の後に従い、博士が待つ食堂へと向かった。

しかし、そこは食堂なんてものではなく、
博士の専用ポーチにテーブルセットを並べた優雅なオープンコートだった。
鮮やかなグリーンの布傘の下で、博士は紅茶を啜っていた。

 「やぁ。おはよう。どうぞ。」
俺は進められるままに椅子に腰掛ける。
同時に豪華な朝食が並べられた。

 「勝手にコンチネンタルにしたけど、若いからこの方が良いだろう?」
「はい。ありがとうございます。」

...優雅な朝食を召し上がれ。味は格別な筈だ。
   但し、誘淫剤がたっぷり入っているがね。ふっふっふ。

朝食の後、俺は中庭で日光浴を楽しんだ。
芝生の真ん中に寝ころんで、俺は心地よい満腹感とともに眠りに誘われる。

下腹部に感じる快感で目が覚めた。
そこは中庭ではなかった。
研究室でも、宛われた俺の部屋でもなかった。
暗い陰鬱な部屋の中央に、俺は寝かされていた。
手術台の様なものの上に縛られて。
両手は頭の上で拘束され、両脚は大股開きで金属のアームの様なものに縛られている。
両脚の間に白衣を着た人がいる。
手術用のゴム手袋を嵌めた手で俺のマラを弄くっていた。

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