次の日、部室に顔を出すと、それなりの騒ぎになっていた。
「なんだこれ?すげぇ。」
 「ホモだぜ。ホモ。」
「しかし、なんでこんなものが部室にあるんだ?」
 「もしかして、部員にホモがいるのか?」
「マジマジ?」

そこへ巽先輩が入ってきた。
 「どうした?何を騒いでる。」
「ちわっ。こんなものが置いてあったもので。。。」
画像を手に取った先輩の顔が青ざめた。

他の奴等には誰だか分からなくても、ケツを掘られている本人には分かる筈だ。
先輩はそれを無言でゴミ箱に捨て、
 「くだらないことで騒いでないで練習が始まるぞ。」
平静を装う。

部員は想像を逞しくさせながら競パンに着替える。
俺も素知らぬ顔で着替えた。
全員がプールサイドに出るのを待って、先輩が俺を呼び止める。

 「てめぇ。。。」
先輩の拳が震えていた。
「昨日、来いって言ったのにどうして来なかったんすか?」
怒りで先輩の顔が真っ赤になっていた。

「今晩も8時に待ってるっすよ。
 画像はいくらでもあるんすからね。
 今度はぼかしが入ってないかもしれませんよ。」
真っ赤になっていた先輩の顔が青ざめるのを横目で見ながら俺もプールサイドに出た。

その日の先輩は散々な様子だった。
練習が終わるとさっさと消えてしまった。
今夜は楽しめるだろう。どうやって虐めてやるかな。

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