スリル−8

2003年9月17日
田辺と呼ばれた男が俺のすぐ後ろに立ち、
俺の尻を撫でながら言葉を続けた。
「どうだ?少しの間、俺の自由になれば解放されるんだぜ。
 警察に行って、根掘り葉掘り尋問を受け、
 家族に連絡されるよりいいだろう?」

足下から頭の先まで鳥肌が立つ思いだった。
「男とは初めてか?
 気持ちの良いものだぜ。
 俺も男だから男の性感帯は分かってるしな。
 忘れられなくしてやるよ。」
俺の耳元で囁くように話しかける。

田辺は俺の腰に手をまわし、机に方に誘導する。
俺を机の上に座らせ、股を開かせた。
抗おうとした瞬間、俺の身体は主任によって押さえ込まれた。
ばたつかせようとした両脚は、一瞬早く田辺に掴まれ、完全に自由を奪われる。

ねっとりとした感触が下腹部を這う。
田辺が俺の玉の付近を舐めていた。
背筋が凍り付くほど卑猥な表情を顔に張り付け、
長い舌を突きだしてチロチロと舐め上げる。

主任が俺の耳に歯をあて、熱い息を吐きかけていた。
「いやだ。止めて下さい。」
 「警察に突き出されたいのかね?」
間髪入れず、主任の囁きが耳元で響く。
俺の身体は再び凍り付いた。

 「今度は、こうやって責められたいがために、
 万引きをするようになるかもしれないぜ。」
田辺は嫌らしい笑みを浮かべながら俺を見上げた。

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