スリル−5

2003年9月14日
「なんでそんなことしなくちゃいけないんですか?」
 「俺の言うとおりにしないと、警察に突き出すぞ?
 それでもいいのか?
 言うことを聞けば今回は見逃してやろう。」
俺は彼を見上げた。
マラが目の前で息をするように上下した。

 「ほら。しゃぶれよ。気持ちよくしてやるぜ。」

彼は上着を脱ぎ、シャツを脱いだ。
彼の上半身は、見事に鍛えられたものだった。
大胸筋は盛り上がり、腹筋が8つに別れて盛り上がっている。
薄くのった脂肪が艶を放ち、張りのある筋肉が動く。
力で敵わないのは当たり前だ。

彼はスラックス、ボクサーパンツも脱ぎ捨て、素っ裸になった。
男の俺から見ても綺麗な身体といって良かった。
だからといって、なぜ、俺が男のマラをしゃぶらなければならないのか。
しかし、断れば警察に突き出される。

「こんなこと要求されたって警察に言いますよ。」
彼は不敵な笑いを浮かべた。
 「強く出るじゃないか?
 万引きしたヤツと、真面目なサラリーマンの俺と
 警察はどちらを信じると思う?」

確かにそうだ。
警察は信じてくれないだろう。
彼の言われるままにしなければならないのか。
俺は正直焦った。 

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