目でそのままイケと合図を送る。

 「あぁ。イクッ。」
彼が小さく叫ぶと同時に、俺の喉に粘り気のある苦い液体が迸った。
尿道が何度も何度も収縮し白濁の液が溢れてくる。
ヒクヒクと彼の尻が波打っている。
最後の液を吐き出して尻を空中に浮かせたまま彼は余韻を楽しんでいる。

モノがズルリと滑り落ちる。
口の中一杯にたまったザーメンを、俺は喉を鳴らして呑み込んだ。
彼は目を見張り、驚いた顔で俺を見つめた。

 「飲んじゃったの?」
俺は舌を出して大きく口を開け、彼に口の中を見せた。
彼の横に添い寝して、短い髪に手をやった。
頭を撫でてやる。

「シンチー、ありがとう。」
彼は首を左右に振った。
 「僕の方こそ。すごく気持ちよかった。
 ありがとう。カズマ。」
瞳で笑みを返す。
 「でも、カズマはまだイッテない。
 僕も口でした方がいい?」
俺はたまらなくなって強く抱きしめた。
「その気持ちだけで十分だよ。
 俺はいいんだ。ありがとう。」
そんな言葉とは裏腹に、俺のマラは痛いほどに勃起したままだったが、
それでも十分幸せだった。

「そのかわり朝まで君を抱いていてもいいかい?」
 「うん。カズマの腕の中は落ち着く。
 朝までこうしていて欲しいよ。」
シンチーの優しさと澄んだ瞳が暖かく俺を包み込む。
俺は彼を抱きしめて、髪の毛に鼻を埋めた。

しばらくすると彼の静かな寝息が聞こえ始める。
俺は胸が一杯で眠れそうにない。
幸せな気分を味わいながら窓から昇る朝日を眺めよう。

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