Missing Link−31

2003年7月21日
「ほう。これはかなりの上物だな。
 伊達さんには感謝せんといかん。毎回ランクが上がるな。」
 「確かに。雌犬がもう一匹いましたが、さらに美味そうでしたぜ。」
「そうか。それは楽しみだな。
 よし、まずはこいつを風呂に入れて磨き上げろ。
 ケツの中も綺麗にしておけよ。」
 「へぃ。がってんで。」
「ステージには今夜から出すことにしよう。
 客も大喜びだぞ、これは。
 チップも期待できるというものだ。」
 「ショーはどうしやしょうか?」
「そうだな。伊達さんところの雌犬だからな。
 仕込む必要もあるまい。今日の3ステージを踏ませればいい。
 派手なデビューでな。」
 「初日からすげぇっすね。」
「最近の客は目が肥えてるからな。ちょっとやそっとじゃ喜びゃしねぇ。」
 「ひっひっひ。確かに。店長、その前に味見しちゃいけないっすか?」
「ダメだ。まずはステージを務めさせろ。
 その後は自由にしていい。
 ただし、明日から個室でも客を取らせるから壊すんじゃねぇぞ。」
 「へぃ。がってんで。」

男達の下卑た含み笑いが店内に広がる。

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