Buddy−21

2003年5月11日
俺達はそれなりに話し込んだ。
雅之も週末には“ダーリン”によく来るらしい。
今まで会わなかったのが不思議なくらいだ。

市内に勤めるリーマンで、短髪でなかなか凛々しい顔立ちをしている。
胸板もあってそれなりに鍛えた身体をしている。
ピッチリの501がよく似合う。
トイレに立った時に見たケツは、プリッとしていてそそるものがある。
しかし、そろそろ終電も近いので俺は帰ることにした。
リンダにチェックしてもらおうとすると、雅之は不満そうだった。

 「ええ。もう帰っちゃうんですか?今日は土曜日なのにぃ。」
「そうなのよ。いつもこうなのよぉ。」
リンダがチャチャを入れる。
俺は別れを告げ、店を後にした。
だが、雅之が追いかけるように店を出てきた。

 「ねぇ。勝さん。もう1軒行きましょうよ。」
俺の腕を取り、雅之が甘えた声ですり寄る。
「悪い。いつも終電までには帰るんだよ。」
 「偶には羽を伸ばしてもいいじゃん。ねっ。ねっ。」
強引に俺を路地へと引きずり込む。俺は苦笑するしかなかった。

雅之に誘い込まれた店は暗めの落ち着いた店だった。
比較的空いたカウンターに腰を下ろす。
俺達はバーボンのロックをダブルでもらった。

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