Buddy−20
2003年5月10日 「あーら。いらっしゃいませぇ〜。今日はお一人?」
「うん。宏が会社の研修で東京なんだ。」
「あら。寂しいわねぇ。」
なんだか嬉しそうなリンダであった。
1人で過ごすのは、同棲開始以来、初めての週末だった。
“ダーリン”は相変わらず人で一杯で、カウンターには2つしか席が空いてない。
その一つに腰を下ろし、いつもの焼酎を頼む。
しばらくして隣の席も埋まり、店内は満員状態だ。
氷を削って、水割りをつくったり、濡れ物を準備したり、リンダは忙しそうだ。
客にちょっかいを出しては、ケタケタ笑っている。
俺にとっては、なぜか落ち着く空間なんだ。
当然、宏も気に入っている。2人が出会った場所でもあるし。
「こんばんは。お一人ですか?」
隣の若い奴が声をかけてきた。
「ええ。」
俺はグラスを傾ける。
「初めて会いますけど、お兄さんもここの常連さん?」
「うん。そうだよ。通い初めて2年くらいになるかなぁ?」
「ふーん。俺も常連だけど、初めてだよね。」
「そうかな?いつも相方と来てるから、よく覚えてないや。」
隣の客同士でたわいのない話が進むのもリンダの雰囲気づくりが上手いからかな。
隣の奴は24歳で宏と同じ年だ。名前は雅之だそうだ。
「うん。宏が会社の研修で東京なんだ。」
「あら。寂しいわねぇ。」
なんだか嬉しそうなリンダであった。
1人で過ごすのは、同棲開始以来、初めての週末だった。
“ダーリン”は相変わらず人で一杯で、カウンターには2つしか席が空いてない。
その一つに腰を下ろし、いつもの焼酎を頼む。
しばらくして隣の席も埋まり、店内は満員状態だ。
氷を削って、水割りをつくったり、濡れ物を準備したり、リンダは忙しそうだ。
客にちょっかいを出しては、ケタケタ笑っている。
俺にとっては、なぜか落ち着く空間なんだ。
当然、宏も気に入っている。2人が出会った場所でもあるし。
「こんばんは。お一人ですか?」
隣の若い奴が声をかけてきた。
「ええ。」
俺はグラスを傾ける。
「初めて会いますけど、お兄さんもここの常連さん?」
「うん。そうだよ。通い初めて2年くらいになるかなぁ?」
「ふーん。俺も常連だけど、初めてだよね。」
「そうかな?いつも相方と来てるから、よく覚えてないや。」
隣の客同士でたわいのない話が進むのもリンダの雰囲気づくりが上手いからかな。
隣の奴は24歳で宏と同じ年だ。名前は雅之だそうだ。
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