新入社員の憂鬱−54

2003年4月14日
開始時間は7時だそうだ。
あと僅かの時間で会は始まる。
人事課長が部屋を後にした。

俺達5人は1列に並び、緊張で身を強張らせた。
しばらくすると部屋のドアが開き、
人事課長が戻ってきた。
後ろには5名のVIPが続いている。
社長、専務、常務、渡辺製薬の専務、共和製薬の社長の5名。

VIPが部屋に入り、整列した俺達を舐めるように吟味する。
俺達は顔を赤らめ俯き加減に立ちつくしていた。
人事課長に促されVIPがソファに腰を下ろす。
テーブルには高級なブランデーが並び、オードブルが盛られていた。

俺達は、テーブルの前に立て膝を付いて飲み物の準備をする。
立て膝を付くと薄い小さな布はほとんど役に立たず
中身が丸見え状態だ。
当然のようにVIPの視線は俺達の股間に集中し、
それぞれがニヤニヤと笑みを交わしている。

ブランデーをグラスに注ぎVIPに手渡すと、
ゆったりと座ったVIPの間に俺達が座る。
俺の担当はよりにもよって社長だった。
社長は少し驚いたように俺の顔を凝視する。
そして、「まさかな。」そう呟くと俺の身体をゆっくりと眺めた。
俺は視線をそらしながらブランデーグラスを手渡した。
これではまるでホステスではないか。。。

社長の手が俺の膝に置かれる。

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