新入社員の憂鬱−30

2003年3月21日
 「レポートにあった通り、プロジェクトに参加したものには将来が保証される。
 私がこのプロジェクトの最高責任者である。
 ここにそろった課長は、私と同期だが、同期の中でも出世頭である。
 言わんとしていることは十分理解できるね?
 当然のことながら全員優秀な人材であることに変わりないが、
 それ以上の役職に就き、我が社の中核を担っているといって過言でない。
 10年後の君たちの姿だと考えてもらってよい。
 もう一度確認する、プロジェクトに参加したくないものは退室してよい。」
誰もその場所を動かなかった。
俺と同様に、既に全員が何らかの調教を受けているのだろう。
ここまで来て、今さら綺麗ぶっても仕方がない。
我が社に入った不運と、新入社員でありながら将来を約束された幸福を同時に味わう複雑な気持ちだった。

 「全員が参加意志を表明したものと受け取る。
 今後どんなことがあろうともプロジェクトを抜けることは許されない。
 そして、ここにいる課長の命令は絶対であり、
 一切の反抗を禁止する。我々の命令には絶対服従することを肝に命ぜよ。
 では、全員服を脱ぎ、再度整列したまえ。」
有無を言わせない響きがあった。
5名の新入社員は素っ裸になって整列した。
さすがに選ばれただけあって、各人ともかなりの身体をしている。
さて、これから何をやらされることやら。。。

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