新入社員の憂鬱−27

2003年3月18日
あの地下倉庫の一件以来、俺は悶々とした毎日を送っている。
というのも今日で1週間が過ぎ去ったが、全く当たり前の日常が続いているのだ。

あの日より課長からの次の指示はない。
普通の業務をこなす毎日である。
俺が雌犬に落ちたのを見届けたことで、俺に対する興味を失ってしまったのだろうか。
嫌がる男を調教し落とすのが楽しみで、落ちてしまった雌犬には用がないということか。

課長による責めを鬱陶しく感じていた日々とは違い、
今はそれを待ち望んでいる俺がいた。
ちらちらと視線を送ってみるが、全く無視されている。
今や飼い主に見放された飼い犬のように途方に暮れ、落ち着かないのだ。

『君には私の片腕になってもらう。』とはどういう意味なのだろう。
純粋に仕事における部下としてということか。
それともM奴隷として、性処理道具としてということか。
鬱々とした重い時間が過ぎてゆく。

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