「力を抜くんだ。」
人差し指で肛門の襞を数えるようにゆっくり円を描き、少しずつ中へと侵入する。
指一本でさえきつい。やはり初物か。

近いうちに私のモノを難なくくわえ込み、腰を振って喜ぶことになる。
随喜の涙と喜悦の吐息を漏らしながらな。

人差し指を出し入れし馴染んだところで、
一番小さなバイブにオイルを塗って肛門にあてがう。
拒絶しようと力をいれるが、いつまで抵抗できるものではない。

 「抵抗すれば痛いだけだぞ。」
私は静かに彼の耳元で囁いた。
バイブを回転させながら肛門を刺激し、少しずつ力を入れる。
彼が抵抗を止め力を少し抜くとバイブの頭半分が埋没した。

「うぅぅ。」
顔をしかめ、異物の侵入する違和感を体感している。
バイブが半分ほど入ったところで円を描くように中をこねくり回す。
そして、前立腺の辺りで動きを止め、バイブのスイッチを入れた。

前立腺を直撃した振動が、彼に変化をもたらす。
全身がピクンと反応し、前立腺に対する刺激に戸惑っているようだ。
初めてにしては感度がいいじゃないか。

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