OKK・大阪警備株式会社−20
2003年2月11日数日後、会社に俺宛の封書が届いた。
裏に差出人の氏名はない。
中を覗いて、俺は慌ててトイレに駆け込んだ。
便せんが一枚と画像が数枚入っている。
画像の方は見るまでもない。忘れたい。思い出したくない。夢であって欲しかった。
便せんには、今日の午後11時に俺1人で
シフト表を持って高田公園まで来いとだけ書かいてあった。
下の余白に簡単な地図が描かれている。
俺はまだ迷っていた。警備員として悪事に荷担する訳にはいかない。
第一、それでは俺も犯罪者になってしまう。
だからといって、あんな画像をばらまかれたら、これから生きていけなくなる。
先輩とも相談して、とりあえずシフト表を持っていくことにした。
11時ちょうどに、高田公園の入り口で待った。
すぐに男が1人向こうから歩いて来た。
あのリーダー格の男だ。
無意識のうちに、脚が小刻みに震えていた。
手に持ったシフト表がクシャクシャになる。
「よっ。時間通りだな。シフト表を。」
彼が手を出しながら言った。
俺は彼の目を見ることができない。シフト表を握りしめて俯いていた。
裏に差出人の氏名はない。
中を覗いて、俺は慌ててトイレに駆け込んだ。
便せんが一枚と画像が数枚入っている。
画像の方は見るまでもない。忘れたい。思い出したくない。夢であって欲しかった。
便せんには、今日の午後11時に俺1人で
シフト表を持って高田公園まで来いとだけ書かいてあった。
下の余白に簡単な地図が描かれている。
俺はまだ迷っていた。警備員として悪事に荷担する訳にはいかない。
第一、それでは俺も犯罪者になってしまう。
だからといって、あんな画像をばらまかれたら、これから生きていけなくなる。
先輩とも相談して、とりあえずシフト表を持っていくことにした。
11時ちょうどに、高田公園の入り口で待った。
すぐに男が1人向こうから歩いて来た。
あのリーダー格の男だ。
無意識のうちに、脚が小刻みに震えていた。
手に持ったシフト表がクシャクシャになる。
「よっ。時間通りだな。シフト表を。」
彼が手を出しながら言った。
俺は彼の目を見ることができない。シフト表を握りしめて俯いていた。
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