怪しく光る瞳−18

2003年1月8日
「暁よ。こんなもんだろ。
 黒金の防具をはずしてやれ。
 胴着はかまわん。俺がやる。
 お前は下がっていい。」
 「おっす。失礼します。」
終わったのか。俺は薄らぐ意識の中で安堵感を覚えていた。

かなり時間がたったような気がするが、
ほんの数分なのだろう。
主将が道場を後にする後ろ姿を見たような気がする。

意識がハッキリすると、
俺は素っ裸であることに気が付く。
「えっ?」
 「お?気が付いたか。」

目の前にやはり素っ裸の田村先輩が仁王立ちだ。
そして、隆々と勃起したものが眼前に。
まるでプロレスラーかのようなたくましい肉体。
生い茂る黒い草むらには黒光りするモノが天を突いている。
ヒクヒクと脈を打つ肉棒が、
更に先輩の男を引き立てている。

俺は混乱しながらも先輩の身体に見取れていた。
 「おい。何をぼさっとしている。しゃぶれ。」
俺は重い体を起こすと、先輩の前に正座する。
歯をあてずにできるだろうか。
大学に入って以来初めてのことだから。

 「まだ、焼き入れられたいのか?」
「いっいえ。おっす。しゃぶらせて頂きます。
 失礼します。」
俺は恐怖のあまり必死にしゃぶりついた。

ちんたらやってんじゃねぇ。そう言うが早いか、
先輩は俺の頭を両手でしっかり鷲掴みにすると、
何の遠慮もなく喉の奥にデカマラを突き立てた。

「グエッ。ゲホッ。」
俺は苦しさのあまり逃れようとするが、
力で先輩にかなうわけもない。
それに本当に逃げようものなら何をされるか解らない。

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