怪しく光る瞳−2

2002年12月23日
「工学部電気工学科 稲村 亮です。
 よろしくおねがいします。」
「経済学部経済学科 黒金 太です。
 よろしくお願いします。」

初稽古に参加して、緊張しながら新入生の挨拶が終わる。
「あ〜今日からうちの部員として頑張ってもらう
 新入生10名だ。
 2回生しっかり面倒みろよ。」
「おっす。」
元気のいい先輩方の返事。
一言は、もちろん、高校時代からの先輩である暁 透主将。

「新入生は今日一日そこに正座して稽古を見学しろ。
 始めるぞ。」
 「おっす。」
「ドン ドン ドン ドンドドドドド ドン。」
正面に置かれた太鼓が稽古の開始を告げる。

念入りな体操の後、素振り、掛かり稽古、そして
「続いて乱取り。」
「きぇー。めーん。」
「すぃー。こてー。」
バシバシと激しい音とともに、強烈な奇声。
さすがに大学の稽古は激しい。

2時間余りの稽古の後、
「ドーン ドーン ドーン。」
太鼓の音が再び鳴り響く。
一列に整列して、先輩方が防具を脱ぐ。
面を外すとむわっとした湯気が道場を包む。

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