真昼の情事−2

2002年11月26日
さっさと着替えるとプールサイドへ。

「やっぱり早いと空いてるな。」
俺は準備運動を済ませると早速プールへ滑り込む。
軽く流してからプールを見渡すと、対面斜め方向にこちらを眺めている若い奴がいる。
ちらっと目をやると、奴は目をそらした。
気にせずしばらく泳いで顔を上げると、奴がまた俺を見ている。

自意識過剰かなと思いながら、もしかしてなんて考えてみる。
肌に冷たい水を感じながら泳いでいると先程までの暑苦しさがウソのようだ。
お魚になった私って感じか。
この気持ちよさがたまんねぇんだよな。

2km程も泳ぐと水から上がり、俺はプールサイドに横たわる。
ここはセミオープンタイプのプールだから、夏場は天井や壁がオープンになって屋外プール状態だ。
当然太陽は燦々と降り注いでいる。
ジリジリと肌を焼く心地よさを感じながら俺はついうとうとしてしまったようだ。

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