霧の彼方−1
2002年10月9日まずい。今日の約束に遅れそうだ。
俺は、名神高速道路を吹田に向けて愛車のRX7を飛ばしていた。
夕方には終わる予定だった仕事が、予想以上に手間取ってしまった。
時計の針はもう9:30をさしている。
今日中に何とか帰えれるかといったところだ。
オービスは過ぎたはずだし、
こんな時間に覆面パトが流しているとも思えない。
地方へ向かう大型トラックを縫うように交わしながら
俺はアクセルを踏み続けた。
スリーローター・スリーターボのエンジンが、
心地よい振動とイグゾースト・ノートをあげる。
加速のGが、俺の身体をシートに押しつけ、
熱い血が体中を駆けめぐる。
このスピード感がたまらない。
俺は、名神高速道路を吹田に向けて愛車のRX7を飛ばしていた。
夕方には終わる予定だった仕事が、予想以上に手間取ってしまった。
時計の針はもう9:30をさしている。
今日中に何とか帰えれるかといったところだ。
オービスは過ぎたはずだし、
こんな時間に覆面パトが流しているとも思えない。
地方へ向かう大型トラックを縫うように交わしながら
俺はアクセルを踏み続けた。
スリーローター・スリーターボのエンジンが、
心地よい振動とイグゾースト・ノートをあげる。
加速のGが、俺の身体をシートに押しつけ、
熱い血が体中を駆けめぐる。
このスピード感がたまらない。
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