続・青いうさぎ-34

2002年9月8日
その時、2人の頭の中に直接響く男の声。
暁と夕紀だ。

「気持ちよかったよ徹さん。正次さん。」
と暁。

「ありがとう。気持ちよかったよ。
これからも仲良くね。」
いたずらっぽく夕紀。

2人は俺達の中を取り持つためにあんなことを。。。

俺と徹は顔を見合わせる。

***

気だるい身体をベッドに横たえて2人は互いに温もりを感じていた。

窓の外には青い光を放つ月が中空に浮かんでいる。

目の錯覚か、2羽の青いウサギが手を振ったような気がした。

ベランダのドラセナが静かに風にそよいでいる。

      第2話  続・青いうさぎ  完

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