続・青いうさぎ-30

2002年9月4日
「あぁ。いつにも増して気持ちいいぞ徹。」
俺は、徹の耳元でささやいた。

「えっ。」
聞き慣れた声に振り向く徹の顔に、戸惑いとも驚きとも、
そしてうれしさとも読める表情が浮かぶ。

「正次さん。ビックリした。いつから居たの。」
徹がハスキーな声で尋ねてくる。

「ずっと、見せてもらってたよ。」

「なんでここに。恥ずかしすぎるよ。こんなの。」
徹は泣きそうな顔をする。

「そんなことはないよ。
すまなかったないい年して意地なんかはって。」
俺は、素直に徹に謝った。

「俺こそごめん。」

そんな会話を交わしながら、執拗に腰を使い続ける。
ときに激しくピストン運動。
ときに円を描くように。

「あぁぁぁぁ。」
徹はためらいもせず歓喜の叫びをあげる。

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