続・青いうさぎ-27

2002年9月1日
鎖につながれた俺は徐々に身体の自由がきき始める。

奥のドアに消えた暁と夕紀が、しばらくすると再びドアに現れた。
ドアの向こうの光のせいで、シルエットだけしか解らない。

2人は間に違う男を抱えるようにしながら、
俺から少し離れた床にそいつを横たえた。
その周りでうごめく男達。

今わかった。
あの小さな赤い光は、こいつらの目だったのだ。
そして、天井からの暖かい光が横たわった男を浮かび上がらせる。

「あっ。」

その男とは徹だった。
夕紀に後ろから抱きかかえられながら恍惚の表情を浮かべる徹。

股間には、別の男がうずくまる。
暁が股間を徹の口元に差し出す。

上目遣いに暁を見上げながら、徹はそれを美味そうに頬張る。

俺は、無性にジェラシーを感じてしまう。

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