青いうさぎ−9

2002年7月27日
俺の男自身を包み込む生暖かいぬめっとした感触。
同時に乳首に走る刺激。。。

「あぁ。たまんねぇ。」
心の中でつぶやく。

「フフ。本音がでたね。」
口元を拭いながら、ヤツが楽しそうに微笑む。

「ねぇ。兄貴、マグロはつまんないからさぁ。
いいでしょ?」
俺の身体に舌を這わせ続けている男に、
ヤツはいたずらっぽく視線を送る。

「いいだろう。ほら。」

そう言って、男は部屋の隅から
小さな茶色い小瓶を持ってくると、
ヤツに手渡した。

ヤツは、鼻歌など歌いながら小瓶の蓋をはずすと、
俺の鼻もとにそれを近づける。

身動きがとれない俺には、抗うすべがない。

鼻孔に広がる強い刺激臭。
甘い懐かしいような香りに包まれた途端、

俺の身体の隅々までドクンと強い脈が走った。

そして、手足は解放された。

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